世界一周中、世界で二番目に危ないと言われている場所で感じた世界で一番幸せなのではないかと思った場所

「ワンブロック歩くだけでもタクシーを使え。ただしタクシーも細心の注意を払うこと。」
どこのガイドブックにもこう書いてある、バックパッカーの間で世界で二番目に危ないと言われている場所。それがケニアのナイロビです。
私は、世界一周中、そんなナイロビのスラム街にある学校にどうしても行ってみたかったのです。
世界の中でも特に危険と言われている場所、さらにその中のスラム街の子供たちはどんな生活をして、どんな思いがあるのかが知りたかったからです。
一人で行くのは不安だった為、同じホテルのロビーにいた、アメリカ、オーストラリア、日本の男性を半ば強引に誘い、一緒に行くことにしました☺︎
文房具屋でノートや鉛筆などを大量に買い込み、スラム街へと向かいました。
スラムに着くと、学校までの行き方をみなさん親切に教えてくれました。目が合うと笑顔で手を振ってくれます。かわいい子供たちが、きゃっきゃいいながら私たちの後をついてきます。
勝手に抱いていたスラム=どんよりというイメージとはかなり違っていたことに驚きました。
学校を見つけたので、突撃訪問で校長室に向かいました。学校を見学させて欲しい旨を伝えると、笑顔で両手を広げて受け入れてくれました。そしてなんと、全クラス回って自己紹介をさせてくれたのです。
この学校は幼稚園から高校まであり、700人ほどの生徒がいます。国からの援助はないらしく、授業料は月700円ほど。先生のお給料は公立の学校と比べると10分の1以下だと言います。
私たちが教室に入ると、どの教室の子供たちも、スタンディングオベーションで迎えてくれました。みんな目を輝かせながら私たちの自己紹介を聞きてくれます。
授業も見学させてくれたのですが、みんな手をあげて、いい回答を言うとみんなで歌って踊って褒め称えるのです。まるでミュージカルを見ているようでした。勉強が、お友達が、そしてケニアが大好きなんだという気持ちがひしひしと伝わってきました。
わたしはこれまでに、こんなにたくさんの、瞳の奥からのキラキラな笑顔に出会ったことがありません。世界で二番目に危ないと言われているこの場所。しかし、ここは世界で一番幸せな場所なのではないかとすら感じました。
突撃訪問だったにもかかわらず、全てのクラスを見させてくれた校長先生のご意向に大変感謝です。子供たちも、こんなに受け入れてくれて、ありがとうね。
UNICEFによると、今小学校に行きたくても行けない子供が世界には5700万人いると言われています。このケニアの子供たちは、勉強できることの有り難みを心の底から感じられているかのように思いました。
日本は、就学率ほぼ100%と言われています。学校に行けて幸せと思えている子は、そのうち何%いるでしょうか。最近では、イジメなどを苦に自殺をしてしまう子だっています。日本の子供たちの目は、こんなに輝いているでしょうか。なんだか日本の子供の方が可哀想にすら感じてしまいました。 
本当の幸せとは、なんでしょうか。

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