起業生活スタート。しかし、その夢は儚くも散ることとなった

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しかし、1年が経った頃、どんどんと積み重なる課題の山に追われ、次第に場の空気はピリピリとしたものに変わっていきました。先輩との仲の良かった関係も次第に悪化していきました。

お互い余裕がなくなり、関係が最悪になった頃、些細な価値観のズレから、今まで溜まっていたものが一気に爆発。

私は創業から1年8ヶ月後、会社を去ることになりました。私の夢は儚くも砕け散ったのです。


それからは何もやる気が起きなくなり、家に引きこもりました。やりたいと思えることが何も見つからず、働く気が起きなかったのです。

1ヶ月は引きこもりましたが、あまりにも暇だったので、どうせなら今しかできないことを夢にしよう。

そう思い、今度は「世界一のキックボクサーになる」という夢を描きました。

私は起業後、忙しさを理由に辞めてしまいましたが、営業マン時代、キックボクシングにのめり込んでいたのです。そして、やるのなら世界一を目指そうと無謀な夢を立ててしまったのです。

しかし、今度はたった4ヶ月で、無理だと悟り、その夢は砕け散りました。

私はわずかの間に2度も夢に破れ、心がボロボロになりました。

目標も夢も持つことができず、自分がなんのために生きているのか。それすらもわからなくなりました。


そして、貯金も底をつき、とうとう働く気も夢も目標もないまま、就職活動をすることになりました。

これが、さらなる転落の始まりだったのです。



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