イジメの本質は「自分の安心領域が侵される」こと
私は、中学で「テスト作って貰えてありがたいな」と思ってたバカ正直な女でした。
そのためか、大きくクラスの過半数の人から無視されてました。
イイ子ちゃんすぎたから。
「授業ありがてぇ~」「定期テストありがてぇ~」
「採点までしてくれる、学校の授業ってほんといいシステムだなぁ♪」
痛いけど、ほんとそう思ってたのです。
私は入院あけの体力ない状態で退院し、中3の夏から勉強を始めました。
1年の内容から始めて、ほぼクラスTOP層まで行きました。
退院あけで、優しかったみんなが、私の成績があがるにつれて冷たくなり無視されるようになりました。
成績があがったので、集団の中で絶対評価の受験生の大半の安定を脅かしていたことに気づきました。
しかし、いうまでもないが、
勉強・学習態度の関してだけ言えば、私は何も間違ってない。
受け身で通学する大半の同級生が、
教える人を長年渇望してた私の熱量を想像できるだろうか。
私の不登校は小4に始まり、入院中の院内学級は基本自習(同時に同学年がいることはまれ)
その間ずっと進研ゼミ的なものだった。
教科書と参考書と、ゼミを眺めて、問題を解き、
「あぁ、やっぱり分からない」と答えを見て、
「教科書にそった授業が受けたい」と思っていた、約5年も(笑・・・・
こんなにモヤモヤした時間を過ごした。母に聞いた事も看護師や医師に聞いたこともある。でもその時そこを勉強してる教員に聞くのが一番手っ取り早く確実な回答を得られるのだ。
母に限ってはプライベートでは教えたくない教員である。
そんな私が学校へ行く。行くだけで授業がある、
教科書に沿って教えてくれる!
宿題も予習復習も適度な課題がでる。それで記憶に定着できる!
忘れそうな頃に定期テストがある!
なんっつうううううう恵まれた学習環境なんだ学校は!
久々の学校の授業は感激した。それが退院明けの中3の6月頃である。
そんな学びの楽しさを覚えたところで、そのまま高校へ進学したいと思い、
偏差値をあげるべく、近所の塾を訪ねるが、軒並み断われ、ますます授業へ真剣にとりくんだ。
「授業ありがてぇ~」「定期テストありがてぇ~」
「採点までしてくれる、自分でつい答えを見ちゃうこともないし授業もテストも、
ほんといいシステムだなぁ♪」
と感じ、先生からのウケが抜群によかった。
普通に通学して、授業受けてた人、この感覚は想像できますか?
みなさんの中高時代および、お子さんがこんなにキラッキラして学校行ってたらどうですか?
ちょっと、変わった子だと思うでしょう。
そんな同級生と仲良くできますか?
勉強できないから「私の推薦には関係ない」とか思ってたら同じ順位まであげ、
推薦枠に食い込んでくる。
そんな同級生がいたら嫌じゃないですか?
でも建前で、「あーテストやだぁ~」「全然できなかったー」「あの先生ちょっとわかりずらい」みたいな日常会話を繰り返す。本当は自分だって、楽して高偏差値が欲しいのに。
そんな中現れた、うざポジティブ・ワタナベ(底辺)の存在は
クラスの平穏を乱した。最初はよかった、みんな優しかった。なぜなら私はオール1・実技も小学生レベルで歌えない走れない作れないそんなぬかされるはずがない存在だっから。
しかし、ある時、教科担任が、「ワタナベさんを見習いなさい」な旨を堂々と宣ったのだ。
恥ずかしかったけど、嬉しかった。そして男子の無視冷遇が加速した・・・
注意されたのは、テストを返してもらう時。
私はいつも通り「はぁー、ありがて~」っと返してもらうが、
大半の生徒が仏頂面で、その時に先生が宣った。
「ちゃんと両手で答案を受け取る子が1人しかいませんでした」みたいなね。
私には、授業・テスト作成への感謝と、細かいテストの回答してくれた先生への労りしかない。
テストの採点をする先生が大変な事を、保健室で何度も見たので、
邪慳な態度を取る理由がない。
しかし、たいていの生徒は、テスト回答を受け取る時は、仏頂面らしい。
中には邪険な子もいる。先生には気の毒だが、私はそれも大多数だと思ってた。
だからこそ私だけでもというか先生が気の毒で、労りの気持ちで両手で賞状のように受け取っていた。
普通の生徒と、うざポジティブな私とは、この件でますます溝ができた。
「先生にこびてる」「調子のってる」「ひいきされてる」そんな感じだ。
しかし、
こんなに学習を大事に思わないやつらが楽々と高校へ進学できて、
現に英語で5の私に進学先がないORZ
不信感も大きくなった。
高校って何?部活?ができると進学ができる?学力がついてかないのに、
こんなに日ごろ勉強を邪険にしてる子たちが?なんで!!部活ってそんなに偉いの?
たった半年で3年分追いついたよ!
私は大多数に無視されながらも、授業態度での悪態はできなかった。
教えを望んでた私が、
教えを請う環境を手にいれ、
それに感謝して何が悪い。
学校が再びつらくなった。
掃除の時間、通学、教室移動、グループ決め、給食、すべて無視される。
挨拶しても無視される。中3の思いで作りも多い時期だ、そうゆう時間ほど辛い。
でも通えば授業が分かる。そして何より夏明けに塾も通えるようになった。
楽しい塾がある。「出席日数があればね」「絶対公立に行けるよ」「もったいないよね~」と私にいっぱい期待してくれる先生と良好な塾の友達がいる。
塾での人間関係だけが支えで、授業だけを受けに行く中3でした。
学校へ通う事が当たり前で、授業が受け身で教えてもらうのに慣れた人にとって、
「テストがありがたすぎる」
この感覚は一生分からないと思ってます。日本人の受け身体質はきっとこうゆうのもあるのだろう。
私は高校でも浮きまくった。なぜなら授業を真面目に受けていたから。
多くは大学や社会人になって思うのかな、学校の授業のありがたみって。中3で体感して、それに対しての同級生の態度や、溝、学生の平均感、イジメない無視しない人の特徴を少しだけ分かった貴重な体験でした。
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