最悪の選択と人生を変える運命の本との出会い

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2010年の夏。
私は夢に破れ、目標も持てず、ただ生きているだけの状態でした。

貯金も尽きたこともあって、私は働くなら給料が良いところにしようと就職活動を開始しました。また資本を貯めて、起業しようと目論んでいたのです。

私は、給料が良いかどうかそれだけで、働く先を判断していました。

すると、幸運なことに2社目で合格することが出来ました。


やるからには本気で。そして、どんどん昇給させてもらえるよう、がむしゃらに頑張ろう。
そう決意して、仕事に取り組みました。

休み時間もろくにとらず働き、上司を先読みした行動をとり、私は努力の限りを尽くしました。

半年間続けたとき、私は自分が疲弊しきっていることに気がつきました。

「あれ?おかしいぞ。起業した時はこんなことを感じたことはなかったのに。」

さらに、高給を得ているのにも関わらず、心が何も満たされていなかったのです。

これは絶対おかしい。
そう思った私は無職のときに買ったものの読む気が起こらず、そのままにしていた本を片っ端から読み、その内容を一つずつ実践していきました。

しかし、どれも効果はありませんでした。
それでも、私は本を読むことをやめず、黙々と読み漁っていました。


そして、読み始めてから6冊目。
私はついに運命の本と出会うのです。
その本を読み始めたとき、私はこれまで読んでいた本と異質であることに気がつきました。

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