2、大坂の陣の裏話

家康の策略
「えー太閤様ですか?しかし太閤様は殿を一番に警戒されていたはず、とても話すとは思えませぬ」と不思議がる家臣に対して家康は、
「普通に話せば恐らく無理であったろう。ゆえにわしはちと策を用いたのじゃ」
                 大坂城にて
秀吉「いやー家康殿!よう参られた!どうじゃこの城は、素晴らしいじゃろう」
家康「まことに素晴らしい!わたしは感服致しました!このような城、日の本広しと言えどもだれも落とすことはできないと思います。もちろん太閤様であっても落とせないでしょう」
秀吉「わしか?わしは落とせるよ」
家康「またまたご冗談を」
秀吉「いやいや冗談ではないぞ」
家康「いや殿はウソを言っておられる、このような堅固な城は誰にも落とせるはずがないにも関わらず落とせるなどと、わしは嘘つき者の下では働きたくない。今すぐ領国に帰らせて頂きます」
秀吉「待ってくれ家康殿!そのう!悪かっただが本当に落とせるのだ。今からわしならどう落とすか言うから帰るのはやめてもらえぬか?」
家康「わかりました。では伺いましょう」
こうして豊臣秀吉は大坂城の落とし方を徳川家康に説明するのである。

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