英語も出来なかったぼくが世界を旅しそのなかで教わった今後の人生を生きる上で大切なこと

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“人生とは旅であり、旅とは人生である”


数年前、ぼくはアジアをひとりで旅をしました。期間は一か月。それほど長期ではありません。しかし、この一つの旅でぼくは今後生きる上でとても大事なことを学ぶことになります。



そもそもぼくが旅に憧れを抱いたきっかけは、大沢たかおさんが主演のノンフィクションドラマ「深夜特急」によるものでした。27歳の男が日本での仕事を全て放擲し、一人旅に出る。ぼくはそれをきっかけに「深夜特急」の原作者である沢木耕太郎さんという作家さんが好きになり、いつかはぼくも沢木耕太郎さんと同じように旅をしたい・・・そう思うようになりました。


偶然にも、深夜特急に憧れたぼくは沢木耕太郎と同じくらいの年齢で旅にでることになります。


奇しくも「UNKO HOTEL(う○こホテル)」に泊まることになったぼく


旅のはじめの目的地はタイ。カオサン通りというバックパッカーが集まる聖地でした。それ以外はその場の思いつきで決めていけば良い。そんな軽い気持ちで旅に出ました。ところが、深夜の便でタイに着いたぼくは、早速旅にうちのめされることになります。


それはまだ入国さえ許されていない、イミグレーションでの出来事でした。

入国審査官
○▼■×○▼■×○▼■×○▼■×パスポート○▼■×
ぼく
・・・(パスポートを差し出す)
入国審査官
○▼■×
ぼく
Sightseeing(観光)
入国審査官
○▼■×
ぼく
・・・???ん?何?
入国審査官
○▼■×


言葉もわからないぼくは、彼が何を言っているのかわかりませんでした。何やらイミグレーションカードに記載されたある場所を指しており、それはつまり「滞在場所」でした。ぼくは滞在場所も決めずに出国してしまったため「滞在場所」を空欄にしていました。


ぼくは慌てて、「none」と書き足しました。するとその入国審査官が渋い顔をします。これではダメだと言っているようでした。ぼくは必死で入国審査官を説得にかかります。

ぼく
「I」はね・・・え〜っと・・・「STAY」する場所が決まって「NOTHING」。
入国審査官
(渋い顔で)○▼■×(書けというしぐさ)
ぼく
だから「I」は・・・「STAY」が「NONE(なん)」なんだ。頼むからわかって。
入国審査官
○▼■×(渋い顔&困った顔)


ぼくは絶望に打ち拉がれました。もしかしてこのまま強制送還されてしまうのだろうか。そんな思いがふと頭をよぎりました。そのやりとりはどれくらい続いたのでしょうか。気がつくと後ろに列をなしている人たち。明らかにぼくを白い目でみてきます。


入国審査官ももうお手上げ状態。いつ警備員がきてもおかしくない状態でした。そんな状況に、ぼくは旅さえ出来ずに帰国するのか・・・。そう思っていました。


すると隣のレーンで手続きをした日本人女性がぼくにこういいました。


日本人女性
そこ、適当に書いとけば通りますよ。
打ちひしがれているぼく
・・・え・・・本当ですか!ありがとうございます!(キラキラ!)


すかさずぼくは、適当なホテル名を書こうとしました・・・がホテル名が思い浮かびません。そこで、ぼくはもよおしていたこともあって「UNKO HOTEL(うんこホテル)」と書きました。そう、早くうんこがしたかったのです。



それをみた入国審査官は満足げな笑みをたたえ「OK,GO」と二言。ぼくは「UNKO HOTEL(うんこホテル)」に泊まることになりました。言葉が通じないということは、ある意味「自由」であることをぼくはそこで初めて実感することとなります。


ハイウェイで180キロ飛ばすナイスガイ


続いての試練はすぐに訪れました。無事入国審査を終え、うんこも出し終えたぼくは深夜の空港から街へ出ようとバス停と思われる場所へ向かいました。しかし今の時間は出ていないといいます。・・・まさか・・・ぼくがうんこをしている間に最終便がいってしまったのか・・・そう思い、時刻表を見てみるともうとっくに今日のバスは終わっているようでした。


そこでぼくはどうしようとおもっていたところ、ある男に話しかけられます。

ナイスガイ
HEY!UNKO BOY!スッキリしたかい?
ぼく
脱糞だ(だっふんだ)!とってもスッキリしたよ!よくしっているNE!ナイスガイ!


みんなの読んで良かった!