京大受験生に囲まれて暮らす日々

京大受験生に囲まれて暮らす日々


2016年度(7名)
 京都大学「医学部」、京都大学「理学部」、大阪大学「人間科学部」、名古屋大学「経済学部」、名古屋市立大学「医学部」、神戸大学「経済学部」、御茶ノ水大学「理学部」
2015年度(6名)
 京都大学「経済学部」、京都大学「総合人間学部」、東京医科歯科大学、大阪大学「外国語学部」、東工大、名市大「薬学部」。
2014年度(4名)
 京都大学「医学部」、大阪大学「医学部」、京都大学「工学部」、三重大学「工学部」。
2013年度(3名)
  京都大学「医学部」、名古屋大学「医学部」。京都大学「経済学部」。

  

    父が亡くなってから14年経ったが、忘れられるわけがない。また会いたい。会って謝りたいこと、ありがとうと言いたいことが、いっぱいある。

  京大「医学部」合格者は、毎年100名ほど。平均ひとつの県に2名だが、人口比で考えると「地方にはほとんどいない」。そんな生徒と直接話すチャンスは地方に住む生徒にはほとんどない。

  私は過去4年間に3名のそういう優秀な生徒を指導させてもらった。

  2016年は歴史上、「被害者ビジネスが崩壊した年」として、特筆される年になるかもしれない。人種差別は良くないとして、我慢してきたアメリカの白人たちも限界に達したようだ。トランプ氏の過激な発言を支持する人が多い。

 韓国も、あることないことを並べ立てて反日教育を行ってきたが、そろそろ日本人の堪忍袋の緒が切れた。慰安婦像を、もっと作ればいい。これで、完全に日本人の目が覚める。

  受験指導でも同じ流れになっている。今までは「落ちこぼれ」が弱者であって、そんな子を救うのが良いことだという了解があった。しかし、もはやこういう被害者ビジネスは無理。マジメな子たちが被害者になることがハッキリしてきた。

 京大「医学部」を合格するような優秀な子の時間とエネルギーを利用して、弱者をよそおう不勉強の生徒を「助ける」ことが本当に理想であり、正義なのだろうか。多くの人たちが疑問を持ち始めている。

 京大入試、時計の使用全面禁止 腕時計型端末普及で

javascript:void(0)   米アップルのアップルウオッチなど腕時計型端末の普及を受け、京都大は10日、来年の入試から試験会場で受験生が同端末のほか、腕時計、置き時計などを使うことを禁止すると発表した。代わりに試験会場に時計を設置する。京大によると、時計の全面禁止は国立大では初めての試み。

 京大では2011年、試験時間中に試験問題がインターネットの「質問サイト」に携帯電話で投稿される不正が発生。ネットに簡単にアクセスできる腕時計型端末は腕時計と見分けが付きにくく、京大は「不正行為の防止と入試の公平性を確保するために判断した」としている。

  世の中には、犯罪者を相手の警察もあれば、頭の良い学生を相手にする有名大学の教授もいる。料理人のように人間を相手にしない職業もある。私はこの社会における自分の役割分担として、デキの良い子の受験指導を望んでいる。

  四日市高校を落ちた講師が、四日市高校受験生を指導する。英検2級の講師が、英検準1級の生徒を指導する。そんなことが現実に起こっている。人材不足なのだ。

  私の塾でも、講師を募集しても旧帝卒レベルの人はほとんどいない。雇っても、上級クラスの担当は嫌がる。ヨーイドンで同じ問題を解いたら、本当に生徒に負ける講師も多い。

  私の生徒は、よく「○○先生は、受けたら暁6(京大)は落ちる」と言う。全く信用されていない。だから、私は自分に「優秀な生徒を指導する仕事」をするチャンスがあると判断した。


 それで、名古屋大学の教育学部を出たあと、アメリカで1年間教師経験を積んだ。帰国後、英検1級や通訳ガイドの国家試験に合格した後、名古屋の7つの大規模予備校、塾、専門学校で14年間講師をした。

 自分の塾を設立した後も、センター試験を10回、京大模試も10回、京大の二次試験を7回受けて、成績開示をした。英語は8割、数学は7割だった。これくらいやらないと、上位層の生徒の指導はできない。来てもらえない。

   英検や京大入試に関しては、下記に書かせてもらいました。↓

                 http://storys.jp/100002507170434

 この地区では、四日市高校がそういうマジメな生徒が通う高校だ。ただ、公立中学校の場合、四高に合格できるのは上位の5%ほど。その四高でも、旧帝や国立大医学部に合格できるのは上位20%ほど。

 つまり、極端に数がすくない。このような少数者を相手にビジネスが成立するのか否かが問題だった。しかし、やってみたら成立した。ただし、桑名や四日市からも来てくれ、通信生は北海道から九州にまでまたがる。

  写メやメールが普及しなければムリだった。時代のおかげ。

  今は月謝の踏み倒しに悩むことも、備品が盗まれるため教室を空っぽにすることも、トラブルはほぼなくなった。ほとんどの生徒がマジメなので、朝から晩まで気分が良い。

   前も書かせてもらったが、お母様が自分の生命保険を解約して授業料を捻出し、娘さんもそれを知ってクラブや生徒会より勉強を優先して、それこそ寝る間も惜しんで勉強し続ける子もいた。そんな子たちが大勢いる。

京都大学の受験票と成績開示クリックで拡大されます。  ↓
 

    不愉快な経験とは、

1、授業時間に遅刻する

2、授業と関係のないものを持ち込む(マンガ、お菓子)

3、私語にふける。横を向いたり、後ろを見たり

4、授業の途中でトイレに立つ

5、ペンを回したり、貧乏ゆすりをする

6、風邪をひいているのにマスクをしない

7、酷い点数をとると、参考書や教師のせいにする

 こういう生徒の指導は不愉快なことの連続。コピー代、光熱費などはムダ。配布したプリントを帰る時に捨てていく子もいた。非常識で向学心がない。

  よく

「それで教育と言えるのか!」

 と批判される方がみえるが、私は受験指導をしている。「人の道」を教えるつもりはない。

アメリカの新聞に紹介されました。ローガン中学校のイヤーブック


ヌンチャク、棒術(6000回以上再生)
https://youtu.be/QhLnsIohW5s  
     

  四日市高校や京都大学の受験生には、素行不良の生徒はほぼゼロ。四日市高校というのは、上位の5人くらいが東大受験、20番くらいまでが京大受験。このグループがトップグループで、2番手グループが60番くらいまでの、旧帝や国立大医学部をめざす子。

 私は、現役時代は2番手グループにいて、名古屋大学に進学した。だから、京大受験生には尊敬と、ライバル意識と、コンプレックスの複雑な感情を抱いていた。でも、紆余曲折をへて受験指導の職を得たら考え方が変わった。

 トップグループは教師などやっていないが、受験指導を始めてみると分かったことがある。良い講師というのはトップグループの人ではない。3番手ではダメだけれど、2番手くらいがちょうどいい。それは、挫折を繰り返すからだ。39通の不合格通知と合格通知を受け取った私にはうってつけ。

帝合格者数(四日市高校、定員360名)     

       H27 H26 H25 H24

1、北海道大学  5  10   2    7 

2、東北大学    0   1   3   2 

3、東京大学    9   2   3   3 

4、名古屋大学 37  25  17  30  

5、大阪大学    8   6  17  20 

6、京都大学   12   8  16   10 

7、九州大学    3   1    1   0 

     合計   74  53   59   72 

  「新・受験技法」の和田秀樹さんは、灘校から理Ⅲに合格した。こういう人には、勉強がイマイチの生徒の気持ちが分からない。もちろん、彼の方法は「聞き流すだけで英語が身につく」とか「55段階をやれば難関大に合格できる」とかいうサギのような方法よりはマシ。

    私の塾で最も人気の高い教材は、河合塾や駿台など予備校系のものでも、研数出版のような出版系のものでもない。私が作った「類題コレクション」なのだ。これは、過去の優秀な生徒たちの質問からうまれた。

  学校では単元別の問題しかやらないので賢い子たちは融合問題に不安を持つ。たとえば、東大で何でも出題されている確率と等比数列の融合問題。勉強している子は、これだけ言えば「あぁ、アレね」と言う。

  しかし、慣れていない子は解説しても戸惑う。それで、「じゃ、確認のためにコレをやって」と類題が必要になる。2問で不安だと、3問、4問と必要になる。そうこうしているうちに、類題プリントが10年分ほど貯まった。

「賢い子に来てもらうと、こんな良質な教材ができる!」

  不愉快な経験をせずに、気持ちよく、良質な教材を作成するには、どうしても四日市高校レベルの生徒に集まってもらうしかないのだ。

  こんな塾講師をやっている私を、父はどう見ているのだろうか。


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