温度差

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2016年4月。滞在時間4時間の帰省で感じたことや普段感じる被災地と他の地域の情報格差について


「仕方がない」

そう言ってしまえば何事もそう捕らえられるかも知れない。


被災地と他の地域の温度差


悪気なく「地元はもう何事もなく大丈夫なんでしょ」と言う人と、被災地出身の自分と、被災地で生活する人とのそれぞれの隔たり。



流された駅が未だに無いことを知らずに慌てふためくチケット売り場の人の知識と私の心の温度差


現地と他の地域の情報格差


被災から5年目の復興を祝える地域と

未だにライフラインが整わない地域の差



地元でさえも親族を亡くされた方や家を無くした方とそうでない方との間に温度差があるそうなのだ。

(友人知人を含めたら知り合いが亡くならなかった方なんてほとんどいないはずだが)


複雑で難解なこの現状を被災地出身の一人として伝えたいと言う勝手な思いが、

現地で日常生活を営む方には心ない部外者でしかなかったことも事実。


私もまた悪気なく被災地の人の心を傷つけていたのだ。










高田高校前のバス停から1人の高校生が乗車してきた。


その子の座った2つ後ろの席ではデジカメに現状を収めている方がシャッターを切っていた。


高校生はイヤホンを片耳だけ一瞬外し、その方のことを半ば振り向きかけてから諦めたように前を向き直し、もう一度イヤホンを耳にはめたのだった。


もしかしたら写真を撮っている方も私と同じように出身者かも知れない。

どのような思いでシャッターを切っているのかは本人にしか分からない。


みんなの読んで良かった!