水泳で日本一になったが五輪に行けなかった男が水泳の情報サイトを始めた理由
結果は6位。オリンピック出場の夢はかなう事がありませんでした。
この時、自分は悲しかったのですが、泣きませんでした。
悲しいんです。けれども涙が出てこない。
こんな感じ。
色んな人から優しい声をかけてもらっていたのですが、その中でとある友人が電話をしてきてくれて、その中で
俺らの前で無理なんかしないでいいんだよ!!(怒)
喪失感っていうのかな・・・うん。
というやり取りに。何でか知らないけれども相手がヒートアップ!!
何十年もやってきて、お前、変だぞ!!
と。
何で頑張ったのに怒られるんだと思いますよね。
僕もヒートアップしてきて、
と叫び・・・たかったんですが叫べませんでした。
何故なら途中で号泣したから。
実際には、
こんな感じ。
その瞬間、自分が自分になにが起きているか分からないんですよね。
今まで全く泣いていなかったのに急に涙が出る。
水泳は自分の為にやっていたと思っていた。結果を出す事が喜びだと、自分がオリンピックに行ける事が喜びだと思っていました。
自己中だと思っていたし、それでこそ個人競技だと思っていました。
けれども、涙が出たのは、コーチや家族を連れていきたかったという感情があふれ出た時でした。
電話を切って、落ち着いて考えてみると、実は自分の幸せって、自分が何かを努力した結果、誰かが喜んでくれる、幸せになってくれることが幸せなんだと気がついたのです。
物凄い衝撃でした。
自分が捉えていた自分というものが崩れてしまうような感覚。
正直な所、受け入れたくないという感情も渦巻いていました。
この時に全てを受け入れられた訳ではないですが、自分の幸せとは、自分がどう結果を出したかではなく、他人が喜んでくれる事が幸せなんだと言う事に気がつく事ができました。
swim media誕生
僕はいわゆる意識高い系男子だったので、引退してから会社役員と会社員をやりながら、様々なことにチャレンジしてきました。
並行輸入やLINEスタンプの企画、アプリの企画からアフィリエイトなどなど。
どれもそこそこの成功はするんです。小銭を稼げるくらいまでは。間違いなく誰かの役には立てている。
けれども全く、モチベーションがあがらない。
そんな期間がずっと続いたとき、参加したスポーツ関係者の交流会。「ぼーだれすぽーつ」
ここで、運命の出会いを果たします。
Sports crowdの社長、荒川君と出会います。
Sports crowdは、スポーツ横断型のWEBメディアで、荒川君は、陸上をやっていたため、陸上などを中心にトレーニング情報をまとめているサイトです。
そこでピンときた僕は、
一緒にスポーツで面白いことやろー
と。心の広いお言葉を頂きました。
そこから約3日間くらい夜はひたすらにサイトをガンガン作りまくって、1個人のブログとしてスタートさせました。
これが「swim media」誕生の瞬間です。
やっぱり水泳が好きだ
swim mediaを始めてから、SNSの広がりが予想以上のスピードで広がっていきました。
いろんな人が、シェア、コメント、いいねをくださる。
当初は日々3記事を悩みながら長時間かけて書いたり、SNSのコメントがたくさんあって、返信に困ったりして、物凄い時間が取られていました。
けれども、楽しい。感謝が物凄く嬉しい。
その他のビジネスでも感謝されます、でも嬉しさが段違い。
なんでかなぁ、と思って自分を紐解いてみてわかったことがひとつ。
僕の幸せは、誰かが幸せになってこれること、といいました。けれども、これは間違いでした。
僕の幸せは、自分の近くの人が幸せになってくれること、でした。
並行輸入で、商品を届けた後に、ありがとうございますと言われるのと、スイマーに練習方法を教えた後のありがとうございますと、段違い。
まぁ、結果として、自己中でした。自分は。
どこかの世界の貧困国ではなく、とにかく、自分が大好きな水泳界の人たちのために、何が出来るかを常に考えてこれからも活動していきたいと思います!!
読んで頂きありがとうございました!
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