世界一周の最初にしたNY留学でできた友達を訪ねてドバイに行ってきた時に感じたストーリー

こんにちは(^^)世界中の人と友達になることが世界平和になると考え、世界一周をしてきた松本真奈美( MONA)です

アラブ首長国連邦ドバイ。



ニューヨークで同じ学校だった友達がドバイに住んでいるので、遊びに行かせてもらうことになりました。

自分がドバイに来る日が来ようとは、少し前には想像も出来ませんでした。そしてまさか現地の方のお家に泊めさせていただけるなんて。それも、留学をしたことで、素敵な友達ができたおかげです。


ドバイでは、すれ違う現地の方が皆、女性は黒い布を身にまとい、男性は白い布の服をきています。遂にイスラムの世界に足を踏み入れたのだと、背筋がピンとする思いでした。友達の家はかなりの豪邸で、8人兄弟の大家族。住み込みのお手伝いさんも2人いました。


私がお家に入ると「よく来たね、待っていたわ」とお母さんがくちゃくちゃの笑顔で抱きしめてくれました。ご飯は床のうえにいつも大量のご飯が運び込まれてきて、大家族みんなで食べます。そして毎日のようにドバイの様々なことろを車で案内してくれました。

ドバイの海は、まさに砂漠の中のオアシス。どこまでも透き通っていて、うっとりするほどの美しさです。砂漠ではアラビアンの伝統ダンスが見られたり、らくだにも乗れて、アラブの世界を思いっきり堪能できます。なんでも世界一にこだわるドバイは、ホテルやショッピングセンター、オフィスビルに至るまで「ここまでする必要があるの?」と思うくらい圧巻で、街中は非常に活気に満ちていました。

友達の友達のお姉さんの結婚式にも私を招待してくれたことがありました。新婦さんのお庭でやるガーデンパーティーと聞いていたのですが、集まっていたのは300人ほど。ホテルのビュッフェがずらりと並んでいます。新郎はなんとお金をばらまいていました。その豪華さたるや、まるで映画の世界に入り込んでしまったかのようでした。そこに着ていったドレスや靴は、お母さんが全てプレゼントしてくれたのです。なにからなにまで面倒をみてくれて、本当に優しいご家族でした。

そんな全てが凄い近未来都市ドバイですが、たった30年ほど前は、何もなかった。ただの砂漠だった。というから驚きです。成長のスピードも世界1なのではないでしょうか。石油が見つかったけど、その石油はいつかなくなるということを見越した当時の国のリーダーが、今あるお金を使って観光業に力を入れ、世界中から人を呼び込もうという作戦に出たらしいのです。大成功の戦略だったのだなということが、街を歩いて感じます。

しかし、街が勢いよく発展していくに連れて、自分たちの文化や生活が変わってきてしまったと友達は言っていました。みんな忙しくなり、昔に比べ、人と人との関わりが希薄になってきていると感じるそうです。イスラムの国として長らく守ってきた文化も、外国から様々なものが流れ込んでこることにより崩れつつあるとか。彼女は、

「昔のドバイの方が良かった」

と、切なそうに私に話してくれました。

最後に私は彼女に「どうしていつも黒い布を身にまとっているの」と訪ねてみました。すると彼女は

「伝統だからよ」と答えてくれたのです。

着なくてはいけない等の答えが返ってくるだろうことを予想していた自分が少し恥かしくなりました。国がいくら発展していっても、人と人との関わりや、文化や伝統など、守るべきものはしっかり守っていきたいですね。


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