入院を繰り返したメンヘラが自分で商売をはじめてデジタルノマドになった話 (1)
起業っていうと、大体なんかパワフルな感じの人がやってて、メンヘラが起業しているとか普通の人は「ほんとか?」と思うだろう。
自分は精神障害者の2級だが、なんと起業して商売をやっている。翻訳のビジネスだが、クライアントも一定数ついて、ちゃんと儲かっている。自分の裁量で、年2回海外でデジタルノマドしている。この文章はNYCのハーレム地区に滞在している今書いている。
私はアメリカの大学に通っていたが、大学時代、精神病を患った。向こうの精神病院に送られた。中で変なおばさんに付きまとわれた。助けを得て、帰国した。重篤だったので日本でも精神病院に入った。ECTという電気ショック療法を受けた。一年ぐらいで退院した。
退院しても、副作用の強い向精神薬を処方され、口も閉じず、絵に描いたようなメンヘラだった。親も、「こんなに有様になってしまって…」と思っていただろう。
そのような日々が続いていたが、父の考えで、アメリカの大学に復学することになった。
「大丈夫か」と自分で思っていたが、戻ってみると、アメリカでは「非定型薬」と言われる向精神薬が開発され、ジプレキサという薬を処方された結果、ほとんど普通の人と変わらないような状態に戻った。ただここから一直線で上がり調子になったわけではない。
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