竹内豊の【たぶん役に立つ成幸の秘訣】
【人生一度きりの秘訣】
『人生いろいろあったけど、今思い返してみれば、自分が本当にやりたかった事をもっとやっておけば良かったと後悔してるよ。
でも、もう時間がきてしまったようだね。今まで皆んなありがとう。そして、サヨウナラ。』
これは死の床につく間際の人が最後に語った言葉です。
そして、この人こそ未来のあなただとしたらどうでしょうか?
何とも言えず、切なく寂しい気持ちになりませんか?
もしこれが私やったら、タイムマシンに乗って過去の自分を見つけだし、『今やりたい事やっとかな、死ぬとき後悔すんねんぞーっ!!』と雄叫びをあげて、過去の自分に鼻フックかけて女性専用車両を引きずり回してやりますね。タイムマシンがあればですけど。
しかし、世の中の多くの人が晩年を迎えると、『人生にやり残した事がたくさんある』と感じると思います。
【足るを知る】ということができないと言いますか、そもそも人間とはそういうもんです。
かく言う私も『あれをやっておけばよかったなぁ』とか『こうしてればもっと違う人生やったのに』とか思うことはあります。
じゃあ、何であの時にそうしなかったのか?って考えてみると、それは『今の自分を維持したい』という自己防御反応が働いてたからなんやと分かったんです。
例えば、すごく好きな人がいるのに告白できないでいる人は、『片思いでときめいてる自分を維持したい』という自己防御反応が無意識に働いてるんですよ。
でも本人は『告白する勇気が自分にはないんだ』と思ってるんです。
これ間違いです。
人は、今の慣れ親しんだ状態を維持しようとする性質があります。
心理学ではこれを【コンフォートゾーン】
と言いますが、自分が安心していられる物理的、精神的環境ということです。
例えば、『住めば都』という言葉があります。
今の慣れ親しんだ街を離れたくないと思っていても、新しく移った街に住み慣れてしまえば、もうそこが一番になってしまう。
これは、コンフォートゾーンに新しい街が入ったからです。
このように人は慣れ親しんだ状態を維持しようとします。
まあ、一言でいうたら人は変化を恐れるんでごわす。
髪の分け目を右から左へ変える。
メガネからコンタクトに変える。
いつも注文するお気に入りの料理を他の物に変える。
こんな些細なことに対しても、変化を恐れます。
つづく………
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