竹内豊の「たぶん役に立つ成幸の秘訣」
「人生一度きりの秘訣」
前回のつづき
しかし、みなさんは慣れ親しんだ自分の殻を破って、『自分をこう変えたい』とか『こんな事をしてみたい』とかいう夢や希望が、少なからずともあるんと違いますか?
でも実際にそれを叶えるために、自分の慣れ親しんだ場所を飛び立つことができる人は、1パーセント位やと思います。
何が違うんですかね?
この1パーセントの人は、残りの99パーセントの人達と何が違うんでしょうか?
多くの人生哲学者はきっと『情熱が足りないからだ!』とか『恐れを手放すのだ!』とか言うかもしれません。
でも、私はそうは思いません。
情熱が足りないとか、恐れてるとかの根底にあるもの。
それは『みなさん本気で人生一度きりやと思ってないんですよ』
冒頭で話した、死の淵で語る自分を想像してみて下さい。
このときにやっと知るんです。
『ホンマに人生は一度きりやったなぁ』って。
臨死体験をした人の多くが、生還した後、まるで人が変わったかのように、人生を謳歌して生きるようになります。
これは、人生は一度きりやという事を、強烈に体験してしまうからです。
だから、残りの人生を活かそうと輝きはじめるんです。
みなさん、本当に人生は一度きりでおまっ!
家庭がある。仕事がある。借金がある。病気がある。都合はいろいろございましょうが、人生は一度きりでおます。
私はアジアを旅していて、ミャンマーに立ち寄ったときに、ある僧院で瞑想修行をした時期があります。
その時に、そこの長老から『人生に執着するな。生きることに執着するから苦しむんじゃ!』と言われました。
仏教では、生きることは苦であると説きます。
生きるうえで、『こんなにも苦しいことがあるよ』と徹底的に語るんです。
つまりこれは、生きることは苦の連続なんだから、そんな人生に執着しなさんなっていう戒めなんです。
私はこれを聞いたときに、『人生を楽しむなかれ』と言われている気がしました。
しかし、あとで気づいたんですけど、自分がやりたい事をして、充実した人生を送ったとしても、人間が感じれることって『楽しみ、悲しみ、怒り、苦しみ』の4つくらいのもんでしょう。
石橋を叩くような人生で、つまらなく生きたとしても『楽しみ、悲しみ、怒り、苦しみ』を感じるのは同じでしょう。
結局、どんな人生を送ったとしても、人間が感じれることなんて大して変わらないんですよ。
だとしたら、あなたはどのような人生を送りたいですか?
『やりたい事はだいたいできた、ナイスな人生やったわ!みんなありがとう!そしてサヨウナラ!Good Luck!』
と最後に言える人生を送りたいものです。
みなさんが人生に成幸をもたらすことを願っています
Good Luck!
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