海外で年下サーファーに恋したアラサー女子 2話
別の日は、勤務先でインストラクターに来てた彼がいた。
彼は見た事ない、リップカールの新しそうなラッシュガード来てた。
いつか私がプレゼントしたいって思ってたやつだ。
私のハートは痛かった。心臓を握り潰されてるような感覚。
彼に近寄り、元気?って話しかけた。
彼は暗い眼差しで私の目であまり見ようとしなかった。
続けて、私は ストレートになんで電話シカトする?て聞いた。
彼は忙しいって。それだけだった。
悲しさと、ムカつき。
新しい彼女に買ってもらったの?
意地悪な言い方で返してやった。
楽しいそうだったね。彼女と海で、可愛い若い子。
彼は動揺してた。
私は仕事場に戻った。
もう、別にどうでもいいや。
初めから、この街にきても彼氏みたいな人で終わりだ。
だから、職場の女の子とその2週間飲み歩いた。
クラブで踊って楽しもうとした。
彼への戒めのように、これで終わりって思いでクラブで知り会ったイギリスのバックパッカーとワンナイトした。後悔はしなかった。彼女とも呼ばれてなかったし。いきなりそんな音信不通的にされてありえないし。
私は黒い子が言ってた、友達が帰る日をなぜか明確に覚えてた。
何か期待してたかどうかわからない気持ちでいたら、仕事を昼過ぎに終わらせたら丁度彼から連絡があった。
今、空港で友達を送ったから会えないかな?
嬉しいかったかもしれないけど、喜こぶのは間違ってるってわかってた。
彼は直ぐに家まで来てくれた。
気づけばベットで一緒にいた。
彼は久しぶりに私といるのが嬉しそうだった。
私も、月日が浅いしこんなカジュアルな適当な感じでいいのかもって。
なんとなく、散々寂しかった事もなっかたぐらい安堵してた。
聞こえた。
彼がベッドで耳元で囁いた。
I love you....
ってびっくりした。
え?なんでこのタイミング?彼の中でどんな心境の2週間だったんだろう。
私は唖然して何も答えなかったと思う。
第一、彼はI love youの意味わかってないと、思った。
きっとI like youだろうって。
それから、彼とはどんどんお互いに惹かれあった。
でもたまに、彼の未熟さが私には理解できまかったり、私はセンシティブに心が痛んだ。
女の子この扱い方もわからない。
彼は女の子の気持ちわからくて、私はよく泣かされた。
ビーチでは彼の上司のオジサン以外の顔見知りには私と黒い子が2人でいてもなんとなく気にならなかった。他のサーファーはただの友達に思ってたと思う。
彼の英語は少しづつ上達してたけど、人前で話すのが少し恥ずかしそうにも思えた。
他のサーファーに私は誘われたりしたけど、タイプでもないし彼の顔見知りだし浮ついた気持ちは全くでなかった。
黒い子といる時に電話が鳴った。フランス人のサーファーからだった。
黒い子は、私に向かって太い声でwho?!って。ご立腹だ。
なんで電話でないの?秘密でもあるの?って彼は言いたい様に私には見えた。
隠す理由もないし、私は思い切って電話を出た。
緊張しながら。今忙しいから、またね。って言って電話を切った。
ある日は、ビーチであった彼の友人のイタリア人のオッさんサーファーへ挨拶でビキニ姿の私とチークに左右キスをするヨーロッパナイズな挨拶をした。
彼は、悔しいぐらい妬いてた。
3ヶ月、6ヶ月、10ヶ月と月日があっという間に流れた。
彼と出会って特別な関係になってからは毎日がカウントダウンだった。
ビーチで彼の姿を見るのが日課だった。
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