第6話「Amazon Popup Loft」


スタートアップのオフィスといえば、どんなものを想像するでしょうか?


確かに、「シリコンバレーのFREERIDER」がお届けしているチャンネルでは、誰もがシェアオフィスでデスクを構えていたり、立派なオフィスを構えているような場合があるのですが。シードステージの現状は、オフィスすら借りられない状態であることが殆どです。資金調達ができれば、状況は変わりますが、できていなければ、それはニートと同じ。贅沢なんて言ってられません。自分の部屋をオフィスに見立てられるか、それか、Amzon Popup Loftに行くしかありません。


僕の場合は、とても部屋をオフィスにできるほどの余裕もないほど。なんといっても、二段ベッドしかないんです。しかも、WiFiの調子は絶不調というわけで。そう、Amazon Popup Loftの紹介はFREERIDERを語る上では、切っても切り離せない大切なパートなのです。


Amazon Popup Loftは、AWS(アマゾンウェブサービス)が運営するハングアウトスペース。ここでは、仲間を探すスタートアップや、コードの勉強をしているエンジニアが集まって、仕事をしたり、情報交換をしています。RPGでいうと、まさに旅人が続々と集まってくる酒屋みたいな場所。いつも、3人ほど凄腕なエンジニアが駐在していて、コードの勉強で分からないことがあったら何でも教えてくれます。そして、結構な頻度でイベントが開催されます。そして、なんといっても、利用が全てフリー。施設を自由に使えるだけではありません。シリアルや、チョコレート、たまに出てくるご飯もみんなみんなフリーなのです!!


僕は、ほぼ毎日シリアルをAmazon Popup Loftで食べて過ごしていた為に「乞食」と周りの日本人からは噂されていました。しかし、知っていました。日本人でこうした乞食しているのがたまたま、僕だけであって、他の国の「乞食」たちもたくさんいたのです。その通り、もはやAmazon Popup Loftは色んな人が集まるという華やかなコンセプトとは裏腹に、ちょっぴり貧乏の常連たちを呼んでいるような場所となっていくのです。


というわけで、Amazon Popup Loftの愉快なメンバーを軽く紹介します。


まず、受付のBrittanyちゃん。写真がないので、お見せできないのが残念すぎるところ。ブロンド美女に、ボン・キュッ・ボンなボディを持っているという。ここまでパーフェクトなアメリカ人に出会ったことはありません。Amazon Popup Loftの乞食たちの天使です、もちろん僕にとっても例外ではありませんでした。彼女と、「Hello」「Bye」の言葉を交わせるだけで、すべての疲れや悩み事が吹き飛んでいました。日本人コミュニティでも話題となっていた僕たちのアイドル。

そして、よく分からないCEOの人。彼は、いつも定位置、朝一番に2つ分のデスクを確保してします。そして、ヘッドフォンから音楽がよく漏れていて、ちょっぴり迷惑な人。話したことがないけど、そんなに悪いヤツではないと思いますが。イベントでタダ飯が出るときには、一番に食材を確保して、イベントには参加せず、またデスクで作業を続けます。きっと、悪いヤツではないと思うんですがね。

ボス。この奥に写っている、CISCOの帽子を被った彼です。コードを勉強している学生に、プログラミングをNPOとして教えているみたいなんですが。なぜか、受講してくる学生はいつも女性。女性以外見たことありません。もちろん、乞食満載でシリアルを常備して、イベントのタダ飯が出てくると、なぜか仕切るほどです。話したことないですが、きっと悪いヤツではないでしょう。


他にも、たくさんAmazonの仲間たちがいるのですが、僕も堂々とその仲間入りを果たしています。

このハングアウトスペースで出会った仲間たちもいます。そして、彼らと過ごすハロウィンがあり、クリスマスがあったのです。


確かに、シリコンバレーで起業するのは簡単なことではありません。正直言うと、生活していくことも険しいことなんですね。僕がこうして過ごしてきて、感じたのは「人のインフラ」。誰かに会うと、その人はすぐに別の気が合いそうな誰かを紹介してくれます。一人会って、8人くらい一気に紹介してもらったようなこともあります。そして、人と出会う機会・場所があります。そして、助け合って、切磋琢磨して、生きていくのです。


厳しい競争社会、弱肉強食だとアメリカに言ったことがない人はよく口にします。僕も、たかがフリーライダーですが、それだけが現実ではないって思います。

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