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16/5/16

海外で年下のサーファーに恋したアラサー女子。1話

Image by Olia Gozha

どこから、始めよう。


今、やっと全部終わった。




今は、彼が出てった部屋でおかしくなっちゃてる。


初めて放心状態ってやつ。


海外でなっちゃた。




私たちはベットに座り肩を組みお互いに謝った、思い出を語り、愛してた事を思い出しながら泣き合い振り返っていたら彼は僕たちの付き合い物語になるんじゃないって。


もう、私始めてるよって。




最後だけど嬉しかった。彼が見ていた私たちのリレーションシップは私が書きたいって思うぐらい、魅力的に彼も思ってくれてた。




good bye honey....




私。


年齢、32歳。独身。今、東南アジアの国に住んでる。


そう、2年半前にここにきた。




直感でね。


いつか、東南アジアの国々を旅するのが夢だった。


やっとの思いで、会社を辞めれた。私は疲労とストレスの限界だった。


そして直ぐに旅に出た。東京を飛びだしてやっと小さな幸せに満たされる自分が蘇ってきた。


クアラルンプール、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、インドネシア、ソウルをひとりで1カ月ぐらい旅をした。


旅は独りながらも楽しみもあって、本当に現実逃避ができた。


19の時に独りでイギリスを行った以来の独り。懐かしかった。


旅の途中、ベトナムからインドネシアにきた翌日気分が非常に悪くて、デング熱で人生初めての入院も体験した。


一週間ぐらいで完治はしたけど、その一週間は体力的に恐ろしいぐらいしんどかった。まともにやっと歩ける様になったけど、あまりにもダメージが大き過ぎて、脳がついていかなかった。




やっとの思いでジャカルタの街をでて、バリへ向かった。


ビーチで静養したい。


バリでも少し郊外の小さなエリアを選んで一週間ぐらい滞在した。




ゆっくりし過ぎて、帰国の時には私のビザはとっくにオーバーステイで罰金も払った。


日本に帰国してから、新しい仕事を探してた。


なんとなく、興味本意でネットで見てたらバリでのお仕事。


その私がステイしてた小さなエリアでのホテルの仕事だった。


東京での私の仕事は、地方出身で海外生活を昔ロンドンでしてた私には本当にタフだった。週末がくれば金曜日夜から六本木や渋谷で飲み遊んでた。ストレス解消ってぐらい。


もちろん彼氏と呼べる人なんて社会人になってからいた事なかった。みたいな人だけが多かった。


だから、そんな生活には何も未練も感じなかった。


何かの縁の様に、私はバリ行きのチケットを手に入れる事ができた。


両親は反対だったけど、1年の契約でワーホリ気分で働く事にした。



*新天地





新しい職場は、人生で最高なロケーションにある勤務地だった。


朝6時からの早番では、見たことないぐらい大きな燃え切った太陽の日の出が1日の始まりを美しいパワーで迎えれた。


満月の日は毎月はスーパームーン以上なようで、ゴールデンブロンズのようなロマンチックな景色がビーチぞいにある勤務先から見えた。


会社の人たちは外国人の私をとても暖かく迎えれた。それだけで私の病んだ東京で得たストレスは少しづつましになってきた。


来て間もなく、性格上なかなか友達って呼べる人ができなかった。


お茶する相手もいないから、家から数分で行けるビーチによく行ってた。


この国での生活はシンプルながらすごく価値がある生活に私は感じた。


ビーチに泳いだり、7キロも続くビーチ沿いをジョギングを毎日したり。


麻布十番〜竹芝〜浜松町、トーキョータワーの深夜のジョギングが嘘見たい。ビルとビルの間を走り抜けて迷路にいるみたいだった。


当然ながらビーチ沿いにあるお店の人には顔も覚えられたりもして、少しづつだけど街に馴染もうとしてた。


そのビーチは少ないけどローカールサーファーがいる。


69歳にもなるサーファーの父親を持つ私には何だか幼い頃からよく見る光景で懐かしいかった。


波、風、一体になってする自然を相手にした素晴らしいスポーツ。


って私はなぜかやらないけど。


ある日、私の勤務先のホテルでカヤックのクラスがあったので覗きに行った。

ガングロを通り越した黒い子。ローカルのホテルに出入りしているンストラクターがいた。


って言っても年齢は20前後。すごく不思議なオーラで笑顔もなく目が合った。


ビビビって信じてなかったけど。。。。。


ビビビだった。 


ちょっと前のセックスアンドシティ世代って、女子仲良しグループで何役かってあてはめてた時代が合ったんだけど。私のキャラはセックスシンボルだけど筋が通ってるサマンサとドラマチックな主人公のキャリーを混ぜたような感じだった。




私は彼を見てね、なんかオーラー感じるけどこの子に抱かれるってアリなのか?!


って妄想したの。なんか、何か違う!あり得ないし、無しだなって速攻思ったけど、妄想がリアルに思えて怖かった。


なんだろ、上手く言えないけどもしアリだったら


取り返しのつかないものになりそうって。




家の近くを歩いていたら彼が通り過ぎた。


また、感じた。無表情で海から上がってきた様な濡れた髪だった。


真っ黒日焼けした黒い子は目も合わずにすれ違った。




今度は、会社の食堂にいた。黒い子とは目も合ってないけど。


お互いの存在してる事は明らかにわかったぐらい、遅めの空いているランチタイムだった。


ある日、曇りの日ジョギングしてたらビーチの男軍団から ”はろー”


バカの人覚えの様な、感じでからかわれた。”びゅーてぃふるがーる!”って叫んでくる。




この国では、小綺麗な格好や流行りっぽい感じの格好してたらBeautifulのくくりなんだ。


そんなチャラい感じでもなんか嬉しくなる。この国は小さなエナジーをくれる。


日本にいたらまず起こらない。私は精神ともに新天地で健康になってた。




誰と思えば、あの黒い子が軍団の中にいた。


彼はニコって初めてスマイルをくれた。生意気そうなティアドロップ型のサングラスして。


下品まで行かないけど、ちょっと田舎のヤンキーな感じ。私は鼻で笑ったぐらい。

笑えるんだ。集団でいる彼は。



そして、数週間後、いつだっけ。。。またビーチへ休日を過ごしに行った。


いつもの男衆軍団。


男衆軍団ってのはビーチボーイ。インストラクターの人たち。




その集団から、少し年上のローカルが私にカタマラン乗るって?


カタマランってヨットみたいだけど小さくって、風だけで動く船。





カナダ人男性2人に便乗。ラッキー。


カナダ人はちゃんと料金支払ってたから。


カタマランを操縦してくれたのはあの黒い子だった。カタマランは人力と風で動かすヨットの小さい小さいバージョン。




20分ぐらい楽しんだ。彼は大きな体ではないけど、真っ黒に焼けた肌は凄くたくましく見たし、隠れた色気もあったように私は感じだ。


真っ黒で、英語が乏しい分、大きな笑顔でドンウォーリ ドンウォーリって変な現地語の訛りで波しぶきが私にかかる度に


言ってくれた。


グローブも何もしないで、船のロープや帆を巧みに操ってた。




陸についてから、彼にお願いして記念にボートの前で写真を記念に撮ってもらった。


彼が私のアイフォンでビキニ姿の私と写真を撮った。いい感じ。





その写真をfacebookにアップして、東京から引っ越して充実してるような写真になった。


写真を撮った後、彼が番号を聞いてきた。




コーヒーでも行こうね。って。


気づいたらタメライもなく交換してた。




彼からはすぐに約束の連絡は翌日ぐらいに来た。


携帯のメモリもほとんど無いし、暇な時間が多かったからコーヒーぐらい。って思った。




楽しい充実した日が過ごせた。




後日。


初めての誘いはドタキャンだった。


年下の癖に、生意気!って思った。




2回目は、電話に出れなかったけど着歴4件。何この必死感。


遅くてもいいって、仕事終わり夜の10時なんかに会うことになった。




もちろんカフェなんてもうやってない。


結局、ビーチでビールを買って飲んだ。


私たちは砂浜で腰を落として、海をまえに、彼は私から1m横にl離れて横に座った。。。とんでもなく恥ずかしそう。




何か、話さなくちゃ。私もこーいうのは苦手。ましてや英語で。


何か適当に有りがちな初デートの会話をしたと思う。


僕の英語は下手くそだからたまにわからないって。途中素直に断られた。




でも彼の気持ちはなんか伝わってきた。


年上の日本人女性といて本当に緊張してる。


すぐにティプシーになった私は1m彼の隣に座ってみたら凄く恥ずかしそうだったけど嬉しそうだった。


私は笑ってた。純粋過ぎじゃない?って


そろそろ、帰ろうか。って言ったのは私の方だったかな。


実家の門が閉まっちゃって家に帰れないんだ僕。




私は、どうするの?って聞いた。


安いホテルでも探すよ。


私の家呼べないし、彼がホテルで独りなら一緒に飲めるしね。


こんなシャイな彼が何かしてくるはずないって、って思った。


彼のバイクの後ろに乗って着いたのはホテルって言うかモーテル。街の外れにあった。


悪いけど人生で一番ヤバい部屋だった。お湯も出ないような。なんかボロい日本のカラオケボックスの延長の様だった。



最低の部屋だったけど寝てしまえば、気にならないって念じて仕方なく寝た。


ダブルベットで黒い子の横に一緒に寝た。




彼は見よう見まねな、たどたどしさで私に求めてきた。私はあり得ないと連呼を心中で言い続けて、彼の手にを強引に拒否したり抵抗してた。


だってあり得ないじゃん。


でも気づいたら、彼にキスされてた




彼のキスは見た目と違って、柔らかくて、優しくて、とても色気があるキスだった。




私は彼を許した。





まさか!って


だって、ローカルの子なんて恋愛対象外だったし。


ヤバいじゃん、って自分に反省した。


キスしている間は罪悪感と同時に危ない感覚になった。


でも、なんか魔法でもかけられているようにキスされた。


翌朝、会話も少ないまま家に帰った。


次の日、彼から会いたいってまた連絡が入った。2年前の2月14日。


ここ数年間の私はカジュアルな付き合いしかしてなかったから、どうせワンナイトで終わるのが当然だと思ってた中、彼が会いたいって思ってくれたのが意外で素直に嬉しかった。


彼は片手にバラを一輪持ってきてくれた。とびきりの笑顔でもなく、言葉が未熟だから無言になりがちの彼だったけど少し恥かしそうにバレンタインだからって、渡された。


こんな小さな事でも予期してない事だったから本当に嬉しかった。


だから、自分で浮かれてバレンタインのケーキを買って彼と私の部屋で食べた。


彼が初めて私の家に来た。


翌日は最低の気分だった。


Plan Bを飲まなくてはいけなかった。



二人で近所の薬局へ行くと言う失態を犯した。


彼はお店の外で待ってる。って。


なんで!?最低。


あんたの責任なのに〜。私が現地語できないのも知ってるのに。


PLAN Bの体へのダメージは酷い。


ついでにそんな事されてプライドもダメージ受けた。


年下にの男子ガキにこんな扱いされるって。


後でわかったけど、彼はお店に入って薬剤師に聞くのがただただ恥ずかしくて困ってた。


そりゃそうよね。田舎育ちでコンドームの使い方もろくに知らないのにその見た目で恥かしよね。



私たちはそのまた次も会っって、また会い、どんどん一緒に過ごす時間が増えた。


もちろん失態もせず、安全に日々を楽しんだ。


数週間経った頃、私は今の関係何?って思った。彼女とも呼ばれてないし。


バイクの後ろから彼の耳もとへ伝えた。


私っていつも一緒にいるけど、彼女みたいじゃないって?笑


私はなんか、馬鹿そうにわざと聞いた。半分冗談ぐらい。


彼はきっと色々伝えたかったと思うけど、当時の彼はyes or noぐらいしか答えれなかったと思う。複雑な気分を伝えるボキャブラリーは彼にはきったまだ無かったと思う。結局、しっかりと何も答えてくれなかった。


私も冗談に聞いた事にしたから冗談で終わらせた。


そして特にに私もそれに対して何も感じなかった。


一緒に過ごせてるのは楽しいし、この街を一緒に楽しめる唯一の人だったから。


出会って1ヶ月も経たない頃、ある日電話が鳴った。相手は彼の職場の上司。彼の母方の親戚の叔父さん。40代ぐらいだろうか。


以前、なぜか電話番号を交換した。確か、理由は安くビーチでジェットとかアクティビティーをしてくれるから、連絡いつでもしてね。ってだったと思う。


電話の向こう側からは、あまりいい感じではない声質だった。


彼は、私と黒い子の付き合いをしてほしくない。と言われてた。


え?何の事かよくわからなかった。


彼の年齢知ってるの?


え?あまりにもショックだった。頭が真っ白。年下なのは承知だったしギリギリのセーフゾーンじゃないのって思ってた。


彼の年齢は私にとってレッドカードだった。



嘘!


私は頭の中で、マジでありえない!って叫びながら、彼に電話してその上司がいない事を確認して彼がいるビーチに行った。


電話があった事、年齢の事。彼は必死でいい訳してきた。


ビックリしてショックだったけど、実際どうにかできるか自信がなかった。


彼と一緒にいる時間私は楽しかったし、今日になって年齢が理由でその時間がなくなるのは正直寂しかった。


この土地に一生住む訳でもないのからどうにでもなれ、って思った。


私は彼は諦めないって思えた。


でも世間体から自分ズレた付き合いをしてるって認識はあった。


だから、彼の親戚のおじさんの言う通りにサヨナラを彼に言って家に帰った。


その後


やっぱり彼は言い訳と共に諦めなかった。


その言い訳に凄く愛情を感じれた。


私たちの秘密の付き合いが始まった。



彼とのデートはお金がかからないシンプルなデートだった。


けどそれが私には最高な時間に感じた。


ビーチ沿いの道をバイクで通り、夜はビーチでピクニックしたり、ギターを弾いてくれる友達が来たり。とにかくいつもビーチにいた。


東京でしたどのデートよりも新鮮でロマンティックが満点だった。フルムーンの下でお酒飲んだり音楽聞いたりこの街の美しさが大好きになった。




彼がちょっと前から友達が来るんだ〜。と。念入りに私に教えてきた。


私は、いいじゃん!


みんなで遊べたらいいね〜って。



でも、友達って女の子だったんだ。


その2週間近くは私は最悪の気分のひとときだった。



だって、彼は私を無視。


彼女の滞在中は連絡も途切れた。


ここ最近いつも、彼のバイクの後ろで行動してばかりだったけど久しぶりに繁華街を歩いてた。付き合いもまだ短い年下の子なのにムカついたし、悲しかった。


電話をしても出てくれないし、かけ直してもこない。



ある日は、いつものビーチにいた。


泳ぎにいつも行くけど、私の中では彼の姿が見れるのがいつも嬉しいかった。


私が見たのは、その友達と一緒に遊んでる黒い彼。




私は邪魔をする気にはならなかったけど、なんか見ていけない二人と思った。


私は数メートル先にいたのに、彼は彼女と夢中で私は彼の視界から透明人間になったような気分だった。


なんで、こんなに悲しいのかな私。




彼からの連絡は引き続きなかった。



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