海外で年下のサーファーに恋したアラサー女子。1話

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って言っても年齢は20前後。すごく不思議なオーラで笑顔もなく目が合った。


ビビビって信じてなかったけど。。。。。


ビビビだった。 


ちょっと前のセックスアンドシティ世代って、女子仲良しグループで何役かってあてはめてた時代が合ったんだけど。私のキャラはセックスシンボルだけど筋が通ってるサマンサとドラマチックな主人公のキャリーを混ぜたような感じだった。




私は彼を見てね、なんかオーラー感じるけどこの子に抱かれるってアリなのか?!


って妄想したの。なんか、何か違う!あり得ないし、無しだなって速攻思ったけど、妄想がリアルに思えて怖かった。


なんだろ、上手く言えないけどもしアリだったら


取り返しのつかないものになりそうって。




家の近くを歩いていたら彼が通り過ぎた。


また、感じた。無表情で海から上がってきた様な濡れた髪だった。


真っ黒日焼けした黒い子は目も合わずにすれ違った。




今度は、会社の食堂にいた。黒い子とは目も合ってないけど。


お互いの存在してる事は明らかにわかったぐらい、遅めの空いているランチタイムだった。


ある日、曇りの日ジョギングしてたらビーチの男軍団から ”はろー”


バカの人覚えの様な、感じでからかわれた。”びゅーてぃふるがーる!”って叫んでくる。




この国では、小綺麗な格好や流行りっぽい感じの格好してたらBeautifulのくくりなんだ。


そんなチャラい感じでもなんか嬉しくなる。この国は小さなエナジーをくれる。


日本にいたらまず起こらない。私は精神ともに新天地で健康になってた。




誰と思えば、あの黒い子が軍団の中にいた。


彼はニコって初めてスマイルをくれた。生意気そうなティアドロップ型のサングラスして。


下品まで行かないけど、ちょっと田舎のヤンキーな感じ。私は鼻で笑ったぐらい。

笑えるんだ。集団でいる彼は。



そして、数週間後、いつだっけ。。。またビーチへ休日を過ごしに行った。


いつもの男衆軍団。


男衆軍団ってのはビーチボーイ。インストラクターの人たち。




その集団から、少し年上のローカルが私にカタマラン乗るって?


カタマランってヨットみたいだけど小さくって、風だけで動く船。





カナダ人男性2人に便乗。ラッキー。


カナダ人はちゃんと料金支払ってたから。


カタマランを操縦してくれたのはあの黒い子だった。カタマランは人力と風で動かすヨットの小さい小さいバージョン。




20分ぐらい楽しんだ。彼は大きな体ではないけど、真っ黒に焼けた肌は凄くたくましく見たし、隠れた色気もあったように私は感じだ。


真っ黒で、英語が乏しい分、大きな笑顔でドンウォーリ ドンウォーリって変な現地語の訛りで波しぶきが私にかかる度に


言ってくれた。


グローブも何もしないで、船のロープや帆を巧みに操ってた。




陸についてから、彼にお願いして記念にボートの前で写真を記念に撮ってもらった。


彼が私のアイフォンでビキニ姿の私と写真を撮った。いい感じ。





その写真をfacebookにアップして、東京から引っ越して充実してるような写真になった。


写真を撮った後、彼が番号を聞いてきた。




コーヒーでも行こうね。って。


気づいたらタメライもなく交換してた。




彼からはすぐに約束の連絡は翌日ぐらいに来た。


携帯のメモリもほとんど無いし、暇な時間が多かったからコーヒーぐらい。って思った。




楽しい充実した日が過ごせた。




後日。


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