海外で年下のサーファーに恋したアラサー女子。1話

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初めての誘いはドタキャンだった。


年下の癖に、生意気!って思った。




2回目は、電話に出れなかったけど着歴4件。何この必死感。


遅くてもいいって、仕事終わり夜の10時なんかに会うことになった。




もちろんカフェなんてもうやってない。


結局、ビーチでビールを買って飲んだ。


私たちは砂浜で腰を落として、海をまえに、彼は私から1m横にl離れて横に座った。。。とんでもなく恥ずかしそう。




何か、話さなくちゃ。私もこーいうのは苦手。ましてや英語で。


何か適当に有りがちな初デートの会話をしたと思う。


僕の英語は下手くそだからたまにわからないって。途中素直に断られた。




でも彼の気持ちはなんか伝わってきた。


年上の日本人女性といて本当に緊張してる。


すぐにティプシーになった私は1m彼の隣に座ってみたら凄く恥ずかしそうだったけど嬉しそうだった。


私は笑ってた。純粋過ぎじゃない?って


そろそろ、帰ろうか。って言ったのは私の方だったかな。


実家の門が閉まっちゃって家に帰れないんだ僕。




私は、どうするの?って聞いた。


安いホテルでも探すよ。


私の家呼べないし、彼がホテルで独りなら一緒に飲めるしね。


こんなシャイな彼が何かしてくるはずないって、って思った。


彼のバイクの後ろに乗って着いたのはホテルって言うかモーテル。街の外れにあった。


悪いけど人生で一番ヤバい部屋だった。お湯も出ないような。なんかボロい日本のカラオケボックスの延長の様だった。



最低の部屋だったけど寝てしまえば、気にならないって念じて仕方なく寝た。


ダブルベットで黒い子の横に一緒に寝た。




彼は見よう見まねな、たどたどしさで私に求めてきた。私はあり得ないと連呼を心中で言い続けて、彼の手にを強引に拒否したり抵抗してた。


だってあり得ないじゃん。


でも気づいたら、彼にキスされてた




彼のキスは見た目と違って、柔らかくて、優しくて、とても色気があるキスだった。




私は彼を許した。





まさか!って


だって、ローカルの子なんて恋愛対象外だったし。


ヤバいじゃん、って自分に反省した。


キスしている間は罪悪感と同時に危ない感覚になった。


でも、なんか魔法でもかけられているようにキスされた。


翌朝、会話も少ないまま家に帰った。


次の日、彼から会いたいってまた連絡が入った。2年前の2月14日。


ここ数年間の私はカジュアルな付き合いしかしてなかったから、どうせワンナイトで終わるのが当然だと思ってた中、彼が会いたいって思ってくれたのが意外で素直に嬉しかった。


彼は片手にバラを一輪持ってきてくれた。とびきりの笑顔でもなく、言葉が未熟だから無言になりがちの彼だったけど少し恥かしそうにバレンタインだからって、渡された。


こんな小さな事でも予期してない事だったから本当に嬉しかった。


だから、自分で浮かれてバレンタインのケーキを買って彼と私の部屋で食べた。


彼が初めて私の家に来た。


翌日は最低の気分だった。


Plan Bを飲まなくてはいけなかった。



二人で近所の薬局へ行くと言う失態を犯した。


彼はお店の外で待ってる。って。


なんで!?最低。


あんたの責任なのに〜。私が現地語できないのも知ってるのに。


PLAN Bの体へのダメージは酷い。


ついでにそんな事されてプライドもダメージ受けた。

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