海外で年下のサーファーに恋したアラサー女子。1話

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年下にの男子ガキにこんな扱いされるって。


後でわかったけど、彼はお店に入って薬剤師に聞くのがただただ恥ずかしくて困ってた。


そりゃそうよね。田舎育ちでコンドームの使い方もろくに知らないのにその見た目で恥かしよね。



私たちはそのまた次も会っって、また会い、どんどん一緒に過ごす時間が増えた。


もちろん失態もせず、安全に日々を楽しんだ。


数週間経った頃、私は今の関係何?って思った。彼女とも呼ばれてないし。


バイクの後ろから彼の耳もとへ伝えた。


私っていつも一緒にいるけど、彼女みたいじゃないって?笑


私はなんか、馬鹿そうにわざと聞いた。半分冗談ぐらい。


彼はきっと色々伝えたかったと思うけど、当時の彼はyes or noぐらいしか答えれなかったと思う。複雑な気分を伝えるボキャブラリーは彼にはきったまだ無かったと思う。結局、しっかりと何も答えてくれなかった。


私も冗談に聞いた事にしたから冗談で終わらせた。


そして特にに私もそれに対して何も感じなかった。


一緒に過ごせてるのは楽しいし、この街を一緒に楽しめる唯一の人だったから。


出会って1ヶ月も経たない頃、ある日電話が鳴った。相手は彼の職場の上司。彼の母方の親戚の叔父さん。40代ぐらいだろうか。


以前、なぜか電話番号を交換した。確か、理由は安くビーチでジェットとかアクティビティーをしてくれるから、連絡いつでもしてね。ってだったと思う。


電話の向こう側からは、あまりいい感じではない声質だった。


彼は、私と黒い子の付き合いをしてほしくない。と言われてた。


え?何の事かよくわからなかった。


彼の年齢知ってるの?


え?あまりにもショックだった。頭が真っ白。年下なのは承知だったしギリギリのセーフゾーンじゃないのって思ってた。


彼の年齢は私にとってレッドカードだった。



嘘!


私は頭の中で、マジでありえない!って叫びながら、彼に電話してその上司がいない事を確認して彼がいるビーチに行った。


電話があった事、年齢の事。彼は必死でいい訳してきた。


ビックリしてショックだったけど、実際どうにかできるか自信がなかった。


彼と一緒にいる時間私は楽しかったし、今日になって年齢が理由でその時間がなくなるのは正直寂しかった。


この土地に一生住む訳でもないのからどうにでもなれ、って思った。


私は彼は諦めないって思えた。


でも世間体から自分ズレた付き合いをしてるって認識はあった。


だから、彼の親戚のおじさんの言う通りにサヨナラを彼に言って家に帰った。


その後


やっぱり彼は言い訳と共に諦めなかった。


その言い訳に凄く愛情を感じれた。


私たちの秘密の付き合いが始まった。



彼とのデートはお金がかからないシンプルなデートだった。


けどそれが私には最高な時間に感じた。


ビーチ沿いの道をバイクで通り、夜はビーチでピクニックしたり、ギターを弾いてくれる友達が来たり。とにかくいつもビーチにいた。


東京でしたどのデートよりも新鮮でロマンティックが満点だった。フルムーンの下でお酒飲んだり音楽聞いたりこの街の美しさが大好きになった。




彼がちょっと前から友達が来るんだ〜。と。念入りに私に教えてきた。


私は、いいじゃん!


みんなで遊べたらいいね〜って。



でも、友達って女の子だったんだ。


その2週間近くは私は最悪の気分のひとときだった。



だって、彼は私を無視。


彼女の滞在中は連絡も途切れた。


ここ最近いつも、彼のバイクの後ろで行動してばかりだったけど久しぶりに繁華街を歩いてた。付き合いもまだ短い年下の子なのにムカついたし、悲しかった。


電話をしても出てくれないし、かけ直してもこない。



ある日は、いつものビーチにいた。


泳ぎにいつも行くけど、私の中では彼の姿が見れるのがいつも嬉しいかった。


私が見たのは、その友達と一緒に遊んでる黒い彼。




私は邪魔をする気にはならなかったけど、なんか見ていけない二人と思った。


私は数メートル先にいたのに、彼は彼女と夢中で私は彼の視界から透明人間になったような気分だった。


なんで、こんなに悲しいのかな私。




彼からの連絡は引き続きなかった。



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海外で年下サーファーに恋したアラサー女子 2話

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