フーゲツ、如庵、まとば食堂、白馬、歌行灯、一番や
皆さんの地元には、おいしい食堂や喫茶店はありますか?
フーゲツ、如庵、まとば食堂、白馬、歌行灯、一番や
私はバツイチになってから、イオンの弁当やコンビニおにぎりが主食になっていた。塾は赤字になったことがないけれど、娘三人を大学に行かせるのは楽な話ではなく、政策金融公庫から借りたお金が巨額になってしまった。その返済でクビが回らなくなり、倒産寸前の危機までいった。
しかし、今は方向転換が功を奏し自由に外食ができる。朝はフーゲツさんや如庵さんのモーニングが美味しい。Reasonable 昼は白馬の桶まんま。時には一番やの野菜カレー。和食が欲しい時は、歌行灯。たまご丼など家庭料理は、まとば食堂。
たまに、錦のウナギ丼。
私は、そこでモルモン書を英語とフランス語で読むことが多い。ついでに、京大英語の添削をしたりする。朝は、毎日ヌンチャク、棒術、拳法の練習をするのでお腹がすくのだ。
その後は、NHKの朝ドラや時代劇を見る。今は、トト姉ちゃんと眠狂死郎。ドラマを見ながらブログを書いたり、英語の添削。そして、教室でテストを作ったり、塾だよりを作ったり、コンピューターでテスト処理をする。
塾の方向転換とは、ここ10年ほどで完了した。塾設立34年目だが、最初の20年んは、中学生専用だった。しかし、20年ほど前にバブルがはじけ、少子化になり、リーマンショックと問題が続発した。
それで、私は「このままではヤバイ!」と思い、「競合する状態から脱出すべき」と考えた。2000年になる前頃の話だ。バブルが崩壊して5年ほど経っていた。中学生を教える塾は、大から小までいっぱいある。しかし、高校生相手の塾は地方にはほとんどない。
ベストになるのは簡単ではないが、オンリーにはなれそうだった。英検1級をすでに持っていたので高校数学さえ出来たらビジネスになりそうだった。それで、京都大学を7回うけて成績開示をすることになったのだ。
計画どおり、この地区でオンリーワンになれたために今では中学生より高校生の数が多い、地方にしては珍しい塾になれた。通信生も北海道から鹿児島まで応募があった。
そのお陰で、美味しいウナギ丼もたまご丼も自由に食べられるようになった。本当に感謝している。好きな時に起きて、好きな食事をたべられ、優秀な生徒を指導する。まさに、理想的な展開になっているわけだ。
こうなってみると、両親が私をアメリカに行かせてくれた大学の夏休みが特別な思いで思い出される。あれが、なかったら私の人生は変わっていた。好きな数学や英語を仕事にして、楽しく仕事をしながら老後にむかっているわけだ。
上司もいないし、モンスターペアレントもいない。勉強熱心な生徒だけがいる。夢のような職場だと思う。これで、食っていける現状は感謝してもしきれない。アメリカのブレアーさん、バンフリートさん、アランにエリック。本当にお世話になった。
アメリカで、ロートビァを知り、ドクターペッパーを知った。あの味は忘れられない。ラムチョップの味も忘れられない。スクールランチも美味しかったし、パーティで出た世界中の食事もおいしかった。
こんなに恵まれているのに、全力で働かなかったら申し訳ない。誰に申し訳ないかと言えば、亡き父。老いた母。アメリカで世話になった全ての人たち。塾に来てくれる生徒たちと、その保護者の方たち。
食堂や喫茶店の評価は簡単だ。一口食べたら不味いか、美味いかすぐ分かる。塾はそうはいかない。立証しようとして、英検1級をとり、名古屋の大規模塾に勤務し、京大を7回うけ、塾生が京大に次々に合格していく。
それでも、タレントがジャンプするCMをたくさん流す資金が豊富な塾が高く評価される。ふざけた話だ。
でも、考えて見れば、私も車を走らせて大きな建物のレストランを選んだりする。見た目で世の中は決まることが多い。人だって、美人やイケメンがモテる。中身を優先する人は少数派だ。
これで、いいのだ。
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