挫折を繰り返し、みんなからサルと呼ばれた女が、ダイエットの先生になりYouTuberになったストーリー

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口で勝てないから手が出る、負ける。

姉からしたら、とんだ迷惑だ。


どこに行くにもついてきて、自分のものを勝手に使われ、取り返したら怒り出す。

負けても負けても立ち向かってくるチビザル。

相当うざったかったに違いない。




でもついにその姉に勝つ日が訪れた。


私が中学生で姉が高校生のある日。

私は喧嘩に勝ったのだ。

もともと姉はおしとやかだから、

身体が大きくなってきたらサルの私の方が勝てるのは当然といえば当然だけど。


それからは姉も私のことを認めてくれたのかもしれない。



その喧嘩を機に私たちが喧嘩することはなくなった。


でも相変わらず私はサルだったし

親には怒られてばかりだった。





中学では

「上目遣いが気に入らない」

という理由だけで7人からリンチされ



学校でいじめられる+家では親がうるさい=おきまりのパターンで


プチヤンキーの出来上がり。



他校の友達とつるみ、朝5時に帰ってくることはザラ。

タ○コで停学、万引きで補導。




【Chisaが中学2年生の頃⬆︎】他校の生徒とつるんでいた頃


私をお嬢様に育てたかった(本当はおっとりな)母は、

ヒステリックさに磨きをかけ

私も反抗して覆い被さり、殴ったこともある。



娘が補導された

なんてみっともない話を

昔の警察仲間に知られたくない父とも

取っ組み合いの喧嘩をして柔道技で押さえつけられた。




「お嬢様」なんてとんでもない。


「脳みそがない野生のサル」そのものだった。





中学のイジメで「友達なんて信用できない」と思っていた私は

いじめられたくないという理由だけで姉がいる高校に入学した。


優等生で、

先生からも男子からも大人気の姉がいれば絶対にいじめられないだろうという、

完全なる他力本願。


高校でも

相変わらず勉強なんかしなかったけど、

その時できた彼氏のおかげで

少しだけ女の子らしさを取り戻すことはできた。




【Chisaが高校1年生の頃⬆︎】高校で1番仲のよかった友達との写真


その彼氏のお嫁さんになりたい一心で、

親を丸め込んで、

お料理教室にまで通わせてもらった。



でもあっさりフラれ、

また目標を見失うことになるのだけれど。

相変わらず付き合っていた彼氏との電話代金に八万も使い

ママに怒られたりと言う

バカな脳みそのないサルっぷりは健在だった。



【Chisaが高校1年生の頃⬆︎】日サロに通うコギャル時代



ところが神様は私を見放してはいなかったのかもしれない。


「また、大して面白くもない学校生活が続くのかー」

とうんざりしていた矢先

私の人生を変える出来事が起きたのだ。



その年、私が通っていた高校が甲子園に初出場することになった。



しかもその年から、

甲子園での応援が採点に加算されることもあり

ユーモアのある理事長先生が、

東京から有名な振り付けの先生を呼んで即席のチアガールチームを作ると言い出したのだ。



その振り付けの先生はなんと、SMAPや浜崎あゆみの振り付けをしているという。



学校中が沸いた!



女子がクラスに2~3人しかいない高校だったので、チアガールチームへは強制参加。

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