退職する時の上司の言葉
退職時に上司にかけられた言葉
何度か退職しているんですが(笑)
退職する時に言われた事は、どれも記憶に残ってます。今回はそのお話をしようかと。
初めてシステムエンジニアを辞めた時
この時は、私がやはりエンジニアではなく音楽で生きていきたいと思って、それを上司に打ち明けた時でした。その時の上司の言葉です。

上司
あのな。俺は本当はお前を引き止めなきゃいけないんだよな。お前に次に任せたい仕事もあったんだ。お前が好きそうな仕事なんだよ。

上司
けどな。お前がそれをやりたいんだったら、それを止める権利は俺にはないんだよ。それに、いつかどこかで、お前の名前を見ることができたら、それってすげえうれしいじゃねえか。
本名ではないけれど、共著ではあるけれど、私の本も出版されたし、曲はカラオケに入りましたよ。どこかで見てくれていますかね。それこそ、ここで見てくれてますかね(笑)
2回目にシステムエンジニアを辞めた時
この時は、私の腕を見込んでくれた社長が直々に会社に雇い入れてくれたのですが、それの営業が上手くいかなくて、私の作ったものがお金を生み出さなくなっていた時のことでした。

社長
申し訳ない。これはお前のせいじゃない。けれども、他の部署で赤が出てて、お前の給料を出してやれない。本当に申し訳ない。
なんでも不動産部門が3000万くらいの赤を出したらしく、中小企業としては、とても窮地にあったのでしょう。自ら雇い入れた社員に、社長自らが頭を下げて、それを詫びることに、どれだけの恥じらいがあったでしょう。世間の評価がどうであっても、私はこの社長を嫌いにはならないですね。
最後にシステムエンジニアを辞めた時
この時は、経営陣の戦略ミスで会社が泥舟になっていた時に、私より先に辞めていった人の言葉です。

上司
最後まで守ってやれなくてごめんな…。
この会社で、私は現場の人には必要とされていましたが、経営陣からは高い給料を疎まれていました。上司は、経営陣と現場との間で、緩衝材の役割をしてくれていたのです。ワーカホリックで、病院へ行くことを勧めてくれていたのもこの人でした。今でもこの人の携帯番号が書かれたメモは、手元にあります。
真面目に働いていれば
きっと誰かはそれを見ていてくれます。わかってくれます。
いろんなことがあるけれど、それを信じて。乗り越えていきましょう。
…無理しない程度にね(笑)
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