第3の性別をご存知ですか?

伝聞ばかりで申し訳ないのですが


自分で調べてみても、どうにもわからないことは多々あります。ゆえにこのストーリーを書いてみようと思いました。様々な方のコメントを是非いただきたいのです。


最初に性別が決まる時

赤ん坊が病院で取り上げられると、赤ん坊の状態をまず記録します。その上には、男、女、の他に、名称は様々なれど、もうひとつ性別の選択欄があります。私が聞いた限りにそれは、性別未分化、というものでした。そもそも赤ん坊は、未分化性腺、というものを持っています。これが精巣になるか卵巣になるかで、お医者さんは赤ん坊の性別を書くのですが、これがどちらにもならないまま生まれてきたり、逆に両方になってしまったり、ということが世の中には存在するのです。遺伝子の上でも、XX, XY, の他に XXY, XXXYなどが存在しています。性分化疾患、半陰陽、インターセックス、いろいろ呼ばれ方はありますが、要するに世の中には、男性と女性という二つに分化されない、もう一つの性別カテゴリがあります。そしてそのカテゴリの中には、実に様々な性があるのです。

男性と女性の二つに分けることが適正なのか

ご自身の性器と、他人の性器を見比べることは、昨今のインターネット環境を用いればそれほど難しいことではないでしょう。そして、そこには実に様々な違いがあるはずです。男性であれば単純にモノの太さや長さといった大きさ、女性であれば、外面の形状差から、婦人科に通えば内部の大きさや形状といったものもあるでしょう。

さて。ではこれが極端に変化していた場合どうでしょう。通常、女性として持つはずの子宮や卵巣は、男性になった場合、前立腺に吸収されているのだそうですが、小さく残存する人がほとんどだそうです。大きさや形状や機能の違いはそこにも存在しています。それらはホルモンを分泌しますから、個体差で、女性らしい身体を持つ男性や、男性らしい身体を持つ女性、というのは、そこかしこに存在しているのです。男性と女性はそもそも二つに分けられるものではなくて、どちら寄りであるか、ということに過ぎない、と思うのですね。これらの中間にある層にいる人たちは、実に様々な性を持ちますが、性分化疾患、という言葉でまとめられています。何らか男性か女性か、という分別に入らない人たちです。男性と女性に分ける理由と、それに当てはまらない場合を疾患として扱う必要性があるのかどうか気になるところですが。

脳の性別

脳にも性別があるという話があります。いわゆる男性脳、女性脳、というやつです。これらはどうなんでしょう。先天的にも後天的にも、あるいはホルモンのバランスなどにおいても、脳も当然影響を受けます。明らかに男性的な男性と、女性的な女性、というのは、完全に肉体と脳の性別が一致しているのでしょう。しかし、前項で書いた通り、実際の肉体に、完全な男性、完全な女性、というのは、珍しく、どちら寄りであるか、ということで判断されている、と考えるのが妥当なように思います。遺伝子がXXかXYかの問題ではないのです。たとえどちらの遺伝子であっても、胸が膨らむ男性も、ヒゲの生える女性も存在するのです。そしてそれこそが、人が人を見た時に、男性と判断するか、女性と判断するかの基準なのではないでしょうか。脳はホルモンの分泌を促すとともに、ホルモンそのものの影響も受けます。やはりそこにも、中間の性というのが存在しているのです。

性自認

性自認という言葉は、男性であるか女性であるか、ということを自身がどう考えているか、ということを示します。実はこの段階ですでに3つ、単語が出てきます。

一つ目はM。Maleの略で、男性です。

二つ目はF。Femaleの略で、女性です。

そして、三つ目はX。ここには、

・中性:男性と女性の中間

・両性:男性でも女性でもある

・無性:男性でも女性でもない

・不定性:男性だったり女性だったりする

まぁ、これ以外にもいろいろあるのですが、主だったところはこの辺でしょうか。そういう性が存在しています。Xという性別は日本発祥の言葉で、海外では3rd gender等と呼ばれ、日本語に訳せば、第3の性、といったところでしょうか。世の中には、自分が男性であるか、女性であるか、という認識をしている人以外に、身体的理由において、あるいは精神的理由(脳の思考は身体的なところから発生しますから、それも含めて身体的理由とも言える)において、第3の性に属している人が存在するのです。これは事実です。

そして、この性自認は、必ずしも役所に届けられている性別とは一致していないのが現状です。生まれた時に何も考えられない赤ん坊が、医者や親の決めた性別を届け出られた瞬間から、その性で生きろ、とされているのです。このシステムは実態に即していないと私は考えます。

自身の性別と肉体が一致していないと考える時、それを一般に性同一性障害(GID)と言います。GIDの人には、XtM, XtF, MtF, FtM, MtX, FtX, XtX, などいろいろあります。MtFなら Male to Femaleで、男性的な肉体や社会的性別を持ちながら女性的肉体や社会的性別を求める人を指します。他もそういう感じです。XtXだけ、どちらでもないし、どちらでもないよ、という感じでしょうかね。

性指向

これは単純に、自分が好きな性がどちらであると、自分が考えているか、要は男が好きか女が好きか、第3の性が好きか、といった部分になります。男性でもゲイの方もいますし、女性にもレズビアンの方がいますよね。男女ともにバイセクシャルな方もおられます。性自認と、性指向に、関係はないです。ゲイの男性に、あなたは男性が好きだから女性です、とも、レズビアンの女性にあなたは女性好きだから男性です、とも言わないでしょう。これは第3の性に属している人にも当てはまります。が、これが少し複雑です。

というのも、第3の性の人は、身体的に社会から、男性か女性かどちらかの性を押し付けられる格好になっています。役所の書類にも、男女以外の選択記載欄は存在しません。そもそも性別なんて、出生届で役所に届け出るものに過ぎないのです。それが男女しかない時点で、第3の性の人たちはどうするんだ、という話です。男か女かを強制的に選択させられるのです。そして、基本的にはその性で生きることを強制されています。

ここではあくまで、自分の性別と、好きになる相手の性別に因果関係はない、と考えておいてください。男性は女性、女性は男性を好きになるのが当たり前、というようなものは、第3の性の人たちには存在していないのです。

不遇な性同一性障害の同性愛者

実は一番書きたかった項目はコレだったりします。悩んだのですが。

戸籍上、身体上の性別と、性自認が一致しない人を性同一性障害、とざっくばらんに説明してしまいましたが、性同一性障害の人の場合特に、MtFの人は女性としてのライフスタイルを望んでいるのだから男性が好きなのでしょう、とか、FtMの人は男性としてのライフスタイルを望んでいるのだから、女性が好きなのでしょう、という考え方が、性同一性障害の人の間にすら存在します。しかし先ほど述べた通り、性自認と性指向は、全く別のものなのです。そこには当然、同性愛者やバイセクシャルも存在します。しかし、それを理由に「お前は性同一性障害ではない」と言われたり、蔑まれたりする人がいます。性同一性障害の人ですら、理解できていないのが実情なのです。これは、非常に悲しいことです。

性別は2極分化しているものではない

男として生まれて男の体だから男、女として生まれて女の体だから女、と、両極端に分けること自体に無理があると思うのですよ。特に第3の性にいる人や、戸籍上の身体上の性別と性自認が一致しない人、は世の中には少なからずいます。その人たちに、2極分化した性を押し付けるのはナンセンスではないでしょうか。あなたの体の中にも、もしかしたら、分化しきらなかった異性の生殖器が、僅かながらにその機能を果たしている可能性があります。男性ホルモンの多い女性や、女性ホルモンの多い男性は存在します。2極分化はできないのです。男性の生理や、女性の毛深さやヒゲなど、実例はいくらでもあるのです。だから、その、ステレオタイプな分別ではなく、もっとこう、ものさしのこの辺、といったような、性別観念を持つことができたら、第3の性に属する人たちはもっと暮らしやすくなるはずです。

長々と読んでくださってありがとうございます。

私としては、この文章を書くことに悪意はありません。この文章をよりよくするために、コメントでご意見など頂けたらうれしく思います。

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