【第20話】父子家庭パパが所持金2万円からたった一人で子供2人を育てた10年間だったけど、これで良かったのか今でも分からずに文字にした全記録を、世に問いたい。

1 / 4 ページ

前編: 【第19話】父子家庭パパが所持金2万円からたった一人で子供2人を育てた10年間だったけど、これで良かったのか今でも分からずに文字にした全記録を、世に問いたい。
後編: 【第21話】父子家庭パパが所持金2万円からたった一人で子供2人を育てた10年間だったけど、これで良かったのか今でも分からずに文字にした全記録を、世に問いたい。

移住支援のサイトとかもあり、様々なところで移住を支援していたのだが、そのどれもがいまいちピンとこなかった。

寒いことろがいいのか暖かいところがいいのか、都会のがいいのか田舎がいいのか、子供たちの学校はどうするか、住まいは、仕事は、と考え始めたらきりがなくなってしまっていた。

移住などと一言で言っても、現実はそれほど穏やかではない。

北海道から沖縄まで、自分が行ってみたい土地土地を調べて、家賃の相場やら求人情報やら物件の画像やらを見て回ったのだが、ネット上での情報だけでは行ったことも無い土地に移住を決断させるほどの決め手にはならなかった。

そこで僕は、情報販売で稼いだお金と両親のいくばくかの遺産を使い、旅行がてらその土地を見て回ることにした。

実際行ってみて、とても住めたものではないと分かれば、候補から外せばいい。

今後この先子供たちと一緒に旅行に行けるチャンスなどないかもしれないし、今までどこにも連れて行ってやれなかった罪滅ぼしのつもりで、なけなしの金を、移住先を探すという名目で数回の国内旅行に使った。

はじめは北海道函館。

HISでシーズンオフの格安函館ツアーに申し込み、子供たちを連れ初の3人での家族旅行。湯の川で温泉に入り、塩ラーメンや海産物を食べ、函館山に登って夜景を見た。

函館駅の立ち食いすし屋で500円のいくら丼を食べ、北海道のウニのあまりのおいしさにびっくりした。

不動産屋とはあらかじめアポを取っておき、こちらの条件で物件を探してもらっていたので、車でぐるぐる見てまわった。

函館は思っていたよりも寂しげな雰囲気の街で、4月だというのに寒かった。

気温2度。

実際行ってみて、これは寒すぎて暮らせなそうだなと思ったものだ。冬場だけでどれくらいの暖房費を計上しなければいけないのかと恐ろしくなった。

五稜郭に上ったり、ラッキーピエロに行ってカレーを食べ、焼き鳥弁当も食べた。

函館のカレーが思っていたよりも甘くて、温泉の温度は熱すぎた。海産物がおいしくて特に上の子は喜んでいたたけど、もろもろの理由により却下。

次に行ってみたのは、前々から行ってみたかった四国で、愛媛県松山市。

瀬戸内海は穏やかだと聞いていたし、市内を走る路面電車が素敵で、道後温泉もある。

ということで、飛行機に乗りいざ松山へ。

季節は春だったということもあり、瀬戸内海からの風は心地よかった。不動産屋の車に乗って物件を見て回ったが、ここもピンとは来なかった。

坊ちゃん列車に乗って市内観光をして松山城を見た。大きなアーケード街がありたくさんの商店が軒を連ねていた。

駅ビルの屋上に建てられていた観覧車にも乗ったし、道後温泉にも行った。

みんなの読んで良かった!