人は本当に弱いもの…

度々SNSのことについて触れているような気がしますが、日常的に一番接しているメディアのためか、自分の中ではどうしてもこの話題を避けることはできないようです。


SNSで個人的なトラブルが発生することはよくある話。顔の見えない者同士のやり取りですから、売り言葉に買い言葉でついついエキサイト。やがてはストーカーだ警察だ弁護士だと騒ぎ出す方がいるという現実(稀ですけどね)。


最近では個人レベルではなく共通の趣味やチームのファンなどで固まった、グループやサークルでもトラブルが見受けられます。見知らぬ者同士の集まる「むら」ですから、よほど気配りができないとなかなか難しいことです。とはいえ常識的な対応さえできれば何の問題もないはずなのですが…


あるグループにいる方が、よそで辛い目にあったことをキッカケに所属するグループで自分が受けた精神的苦痛や不平不満を述べました。まぁここまでならば許容範囲なのかも(本当は違うのでしょうが)しれませんが、そこで個人名を出してしまったのはちょっとまずかったかなと。


さすがにグループの中でも「ちょっと行き過ぎなのでは…」という声がチラホラ。だからといって村八分というわけでもなく、皆大人の対応をされていたと思います。


ところが何がどうなったのかよくわからないままに、この方はあるグループを脱会。そして気が付くとこの不平不満を突きつけたはずの相手が指揮を執るグループに擦り寄っていくという、なんとも愉快で不可思議な動きをされたのです。


まるで戦国時代の「寝返り」とでも言わんばかりの…


うん。人間って本当に弱いのかもしれません。たった一人で道を切り開いていける人はごく僅か。大抵の人はどこかに所属することで安心感を得たくなるものです。


そこに自分の居場所がないと見切ったら、掌返しをしてでもどこかに居場所を見つける。例えそれが本望の場所でなくても…


SNSの世界だけではなく現実世界でもこういったことはある話です。村八分が怖くてついつい…ということはあるでしょう。私自身も見に覚えのあることです。

ただ、誰かを裏切ることは同時に自分の心も裏切るということ…そんな気がしてなりません(自戒を込めて…)


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