17才でバセドウ病になった女子高生は、24才になり、「甲状腺の病気 市民公開講座」に出席!
2009年 大阪・伊丹から岩手へ
地域的に「空港なら関空」なんだけど、目的地の関係で「伊丹空港」から。
東北・賢治の世界へ・・・飛びました・・!
(フジヤマもはっきり見えました!)
飛行機からの景色を楽しみ、文通のお相手、栗原英夫ドクターとの対面にドキドキでした。
ドキドキしているものの、朝が早かったのと、一人でヒマなのとでウトウトしている間に、無事に着陸。
『いわて花巻空港』ではドクターの奥様が「ようこそ!岡森陽子さん!」の看板を掲げてくださっておりました。
着いてしまった!岩手・盛岡に・・
ハロウィンの前日でしたが、もうチラチラ雪が舞っていました!(考えられない・・)
この旅の目的は、「栗原英夫ドクターの診察」「盛岡市内観光」「甲状腺の病気の理解を得る、市民公開講座の出席」のおおきく3つでした。
栗原英夫ドクターの診察を受ける!
甲状腺専門医50年(!)という名医の診察を受けました。
丁寧でわかりやすい説明に、ホッとしました。
久々に感じる安心感・・
だけどここ(岩手)に通院は不可能なので、関西の甲状腺疾患専門病院に紹介状を書いていただきました。
甲状腺の病気は長い目でみることが必要です。
すぐには元気にはならない病気。だけどきちんと治療すると症状は落ち着きます。
そして私は甲状腺疾患専門病院で、「放射線治療」を受けることになるのですが、これはまた別で、じっくり書かせていただきます。
盛岡市内 観光!
「宮沢賢治 記念館」「小岩井牧場」を案内していただきました。
賢治の世界は素敵すぎ、「物語」の中に迷い込んだようで神秘的でした。
幸せすぎて町のレストランは『注文の多い料理店』に見え・・
宿での夜はまるで『銀河鉄道の夜』でした。
この思い出を胸に『雨ニモマケズ』生きていく!と東北の村に誓ったものです。
小岩井牧場では、しぼりたての牛乳で作った(記憶があやしいけど、たしかこんな名前だった)ソフトクリームをいただきました。
東北の地は、大地も空もどこまでも広がっていて、「病気に負けてられない」「いつかこの地に恩返しをしたい」という想いでいっぱいになりました。
甲状腺の病気の理解を得る 市民公開講座に出席
「甲状腺の病気は治せる病気です!」という心強いメッセージをいただきました。
栗原英夫ドクター、伊藤病院(東京の甲状腺疾患専門病院)の杉野公則ドクターのお話しがあり、途中で私が書かせていただいた闘病冊子『負けないーバセドウ病と共に生きるー』の紹介をしていただきました!
アナウンサーさんによる朗読は、素晴らしかったです。
心の財産になりました!
こんな感じで2泊3日の旅は、幕を閉じますが、「岡森陽子のストーリー」はここから幕が上がります。
甲状腺の病気は、(できるかぎり)専門機関で診てもらうのがいい、と痛感しました。
とにかく動いて、そこから考えた。
一冊の医学書との出会いから、「闘病冊子の出版」「岩手・盛岡への旅」そして「関西の甲状腺疾患専門病院へ転院」と、次々と物事は前へ進んでいきました。
これらの事が引き起こされたのは、たった一つの『行動』から、でした。
『図書館で自身の病気の医学書を読み、その著者であるドクターに手紙を送った』
たったこれだけです。
だけど確かに「動き」ました。小さい波だけど。
「考えて、考えて、また考えて。」それでもわからないことってある。
だったら「動いてみよう♪」と。
そんなことを伝えたかったのかな。今日は。
『レモン』 227×158mm 2016
次回は・・・
ついに放射線治療を受けるお話です☆
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