太陽が生まれたハーフマイルビーチ その8

逗子の抱える大きな問題が池子の米軍住宅地問題。この一部が昨年から共同利用地として開放。運動施設の他に数十年間人の手が入っていなかった自然豊かな公園地域も。

池子というと年長者には1947年に米国軍に接収されていた弾薬庫の爆発。

そしてベトナムの終結で弾薬庫の必要が無くなった後の米軍住宅の建設問題。

沖縄の辺野古への基地移設問題で国と地元が対峙しているが、同様の事がここ逗子で30年以上前に起こっていた事は余り知られていない。

日本政府は地元の受入表明がない内から住宅の建設の準備を進め、当時の市長が仮設調整池工事続行禁止請求訴訟を起こしたものの工事は続行、更に本工事まで着工。

訴訟は一審、二審とも逗子市の負け。最高裁でも上告が棄却されて確定した。

その後、国、神奈川県知事、逗子市長の間で和解が成立していた。


住宅区域には高層のタワーと呼ばれる建物と低層の建物があり「池子ヒルズ」とも呼ばれている。

3、4ベットルームだというからかなり立派だ。

隣接して野球場、テニスコート、陸上競技場も設置されており、これらは所謂、日本政府による「おもいやり予算」で作られた。

その後も住宅を増設したい米軍、日本政府と、返還を求める逗子市側との交渉が続いたが、2010年頃から40haの共同利用の方針が見えて来た。


そして昨年から時間を限っての公開になったので先日訪ねて見ることにした。

入り口は2箇所。一箇所は京急の神武寺駅より。

もう一箇所は逗子駅から久木トンネルをくぐって久木中学の横の住宅地の細い道を突き当たった所。

今回はこちらの久木口から入場。

一歩足を踏み入れると周りは背の高い竹林。

そこを道なりに進んで行くと突然目の前が開け緑が溢れる世界に。

2本の山なりの間に開けた場所には芝生が敷き詰められた様な広場。

大木が散在して心地よい日陰を作ってくれている。

山間から流れ出して来た水が池を型作っていてギンヤンマがその上を舞い、水面には鴨が気持ちよさそうに泳いでいる。

両側の山の木々の間を猛禽類が上昇気流に乗って弧を描いている。

見たこともない様な小鳥が水溜りで水を飲んでいる。


その日は「外で遊ぶ会」という団体が子供向けのイベントをやっており親子連れが一杯。

他にも高齢者のハイキング好きな団体、写真を撮りに来ている団体もいた。

BBQなど火を使うことは禁止だがお弁当を持ち込んで食べるのはOK。

トンネルを抜けた所には管理練があり、トイレの他に飲み物の自動販売機もある。

木陰でヨガを楽しむ人、デフ板を持ちドレス姿の人の写真を撮る人、楽しみ方は色々だ。

まったりと自然に包まれて時間を過ごしたい人には最適な場所だろう。




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