ワインセラーって?
周りにワイン愛好家が多いせいか、「出張で良いワインを買ってきた」とか「生まれた娘の為にその年のワインを保管している」という話を良く耳にする。
そんな時にいつも疑問に思っていたのが「どうやってワインを保管しているの?」。
彼らの答えは「ワインセラー」。
ああ、レストランなんかでガラスドアの中でライトがワインを照らし出している冷蔵庫みたいな奴か。
しかしこのワインセラー、冷蔵庫とは何が違うのだろうか?
初心者がワインを保管するのはまず冷蔵庫だろう。実際、うちでもそうしていた。
するとワインが冷えすぎてしまうだけでなくコルクが乾燥してしまって抜く時にボロボロになってしまい、最悪瓶の中に落とし込み後で紙でコルクカスを超す羽目に。
そこで近所のワインショップに行くと安いワインセラーがあった。2万円位で6本入る。
「ペルチェ式」と言う方式だが、これは半導体に電気を流すと片面からは熱が吸収されてもう一面からは熱が放出されるという原理を利用したもの。振動が無く静かだが大きなものには原理的に無理。
買ったのが冬で暫く使っていたら突然冷えなくなってしまった。
メーカーに連絡すると直ぐに交換してくれるとのこと。
(良いメーカーだな)
そう思い春にもう一台同じものを購入。
ところがまたしても突然冷やすことをやめてしまいまた交換。
(もしかして故障がしょっちゅうなので、直ぐに交換してくれてたのか!)
後になってそのメーカーはワインセラーの生産から撤退したと聞いた。
でもこのメーカー製でないものでも同様のクレームが製品評価のページに出ているので、この方式固有の問題なのだと思う。
そして梅雨になって別の問題が発生。
庫内の水受けが一杯になる程の水が発生して庫内から漏れ出してしまった。
結局、もう一回交換をしたが部屋が水だらけになるのはまかりならんと廃棄の憂き目に。
安物買いの銭失いの典型例だった。反省。
今はどうしているかと言うと6畳ほどの部屋が保管庫になっていて一年中エアコンを入れている。
その一角にワインショップから来た運送用の箱を倒して保管。
まあ、日常飲むワインが主で赤ワインが多いのでこれでも良いのですが、出張の際に買い求めたワインが何本かあるので、今新しいワインセラーを買うことを検討しているところ。
前回の反省に立ち今回はコンプレッサー式を検討。
冷却だけで無く寒いときに作動するヒーター付き、そして湿度調整機能、これが重要。
予算10万円前後と言うところで探しています。
買ったら今度出張に行った時にはナパバレーまで足を伸ばして数本ちょっと良さげなワインを仕入れてこようと考えています。
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