ベルリンで人生のリセット

初心

何事も初心が大事である。下手に経験を積んだと勘違いして自分の価値はこの程度まではあるだろうと推測したり根拠の無い自信を持つのは無駄だ。何度これを繰り返せば良いのだろうか。僕は東京で大手IT企業を退職して家族を連れて36歳、第二の故郷ベルリンに戻った。妻も娘もドイツとはほとんど縁がない。ゼロからのスタートだ。

僕は中学時代をベルリンで過ごした。サラリーマン家族の転勤で海外駐在員にやたらと執着していた父がやっと目標を達成出来たのがベルリンの壁崩壊直後のベルリンだった。当時12歳、ドイツ語どころか英語の知識も0。アルファベットも書けなかった。1.5学年落とされ日本の友人が中学生になるなか小学5年生終盤への編入。現地校、言葉はドイツ語。両親も知識0、親の無力を初めて体験したのがこの頃だと認識している。果てしなく周りが何をいっているのかわからない。この時得た劣等感



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