【第14話】離れて暮らしていた父の介護のこと、死んだときのこと、そしてお金のこと。
見学そして申込!
火曜になり、約束の時間に施設に向かう。
そして施設内を一通り見学。江東区の施設より、全体的にやや狭い印象は受けたが、それでもやはりゆったりしている。
見学をしてから面談。内容は11話で書いたものと、ほとんど同様だった。
そしてより具体的に、実際にお世話になりたい旨を伝え、もう少し突っ込んだ質問をした。
私
老健は長くても1年しかいられないと聞きましたが、強制的に退所となるのでしょうか?
担当Nさん
もちろん、その時の入居者様の状態にもよるので何とも言えないですが、もし退所することなっても、系列の江東区の老健を紹介できますし、そんなに心配されなくても大丈夫ですよ。
私
そうなんですね!(なるほど、こうやって世の中は回っているのか)
担当Nさん
それより、事前に承知置きいただきたいのですが、老健でのサービスは介護保険を使用します。これは医療保険とは同時に使用できないため、もし体調を崩したりして病院に入院となった場合は、その時点で退所となります。
私
え、その日のうちにですか?例え1日の入院でもですか!?
担当Nさん
はい。これはどうにもならないんですよ…。1日の入院でも退所となって、戻りたいといった場合は新たに申込をしてもらうことになります。
今では知識として知っている(その後、実際に体験もする)が、
当時は、施設の種類くらいしかわかっていなかったから、
そういうことが起こりうるんだ、と思うと少し迷いが出た。
だからといって、特養にすぐ入れるわけではない。
ここでお世話になりながら、特養の申込をしよう。
私
承知しました。問題ありませんので、申込をしたいです。
担当Nさん
分かりました。とは言ってもすぐに入所できるわけではなく、まずは病院から医療情報の提供をしてもらい、当施設で「判定会議」を行います。
その会議で入所OKとなった時点で、契約という流れになります。
その会議で入所OKとなった時点で、契約という流れになります。
私
なるほど…。その結果は大体どのくらいで分かるのですか?
担当Nさん
ううーん、タイミングにもよるんで何とも言えないですが、数週間と思ってもらえると…
私
分かりました。(ここで悩んでても早くなるわけじゃないしな…)
担当Nさん
それとですね、受入OKとなった場合に、こちらで入所日のほうを指定させてもらいます。その日に何らかの都合で入所できない、となった場合は申込はキャンセルとなります。入所日は簡単な検査等もありますので、平日のみとなります。
私
大丈夫です!(そのくらい会社休めばいいさ!)
最後のほうは、何やら開き直りのような気持ちになって
なんでも「大丈夫です!」と言っていた気がする(笑
利用者側としたら、こちらの都合だってある…とも思ってしまうが
実際、待機となる利用希望者だっているだろうし、
その待機者が自分だったら…と思えば、理解できる。
とにもかくにも、入所希望は伝えた。
あとは、結果を待つだけだ!!
つづく
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