海外初心者の私がフィリピン留学に来て40万詐欺に合い、しまいには犯人逮捕の為の囮捜査に巻き込まれた話

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「今日はここでちょっと5分だけでいいのでブラックジャックはどうでしょうか?」


「んー、麻雀がいいけどね。まあいいか。時間もそんなに無いし。」


「おっけー。やりましょう。この日本人には英語のサポート役としてこの女性:キムがつきます。彼女はホテルガイドです。(もちろん嘘)」


ということでスタート。


この時点で、まともな思考はできていなかったです。

ドアは反対側だし、囲まれてるし、帰りたいし泣きたいし、自分の心臓が飛び出そう。


どんどん進むゲーム。順調に勝ち続ける。

最後のゲーム。Mrs.チンが大金を賭けてきた。


ディーラーと組んで、相手のカードの中身は分かっている。(カードの合計は20)


自分のカードは絶対に勝てる数を示している。(カードの合計は21)


これをオープンするだけで相手の大金がこちらに入ってくる。


しかし、手持ちの現金が無い。


Mrs.チン「現金が無いのであればカードはオープンできないね。現金が無いのはフェアでは無い。」


サイモン「わかった。これからお金を集めるんだ。いいな。Ms.Yuka。よしゲームは一旦中断だ。2人の手持ちのカードは私が責任を持って回収します。封筒に入れて変更ができないようにします。」


Mrs.チンが部屋を出て行き、サイモンが話しかけてくる。


サイモン「いいか、僕も全力を出してお金を集める。カジノの仕事場のボスからかき集めてくる。君も集めるんだ!」


キム「行きましょ!絶対にこのゲームは勝つのよ!」


これはやばいことに巻き込まれた。お金だけで済むならそれで諦めよう。命だけはなんとか守ろう。という気持ちで言われるがままに行動。


一旦ゲーム中断。ATMでお金を引き出そうとするが引き出せない。


近くのショッピングモールにタクシーで連れて行かれる。


キムとジョンが同行。


移動してATMへ。幸運にもカード使えず、お金は引き出せず。それではだめだということで、携帯ショップに連れて行かれ、SUMSUNGのスマートフォンをカードで購入。

そのあとさらに貴金属店でアクセサリーを購入。早く逃げればいいものを。。


普通の思考状態であればこの時点で逃げ出せるはずが、彼らの言っていることをほんの少しだけ信じたい気持ちがあると同時に、囲まれて怖すぎてテンパってて何もできず。


帰宅後。サイモンのお金が足りず、ゲームは翌日に持ち越し。


家に戻るとすでにサイモンが帰宅していて


サイモン「なんとかこれだけお金を集めてきた。お前はどうだ?」


見せるも足りない状況、そこでMrs.チン帰宅。

こちらのお金を見せるも、足りていないということでカードオープンを拒否。明日にゲームを持ち越すことに。Mrs.チンが帰っていく。



サイモン「どうしたらいい。この状況!?お金が必要だ。俺が、さらに友人のところに行ってお金を集めてくる。明日また会おう!」


このとき、なぜか自分の保険代わりと言われiPhoneは取られてしまいました。お金も預かるとのこと。返してくれと言ってもダメ。相手は3人いるし、もうダメだな。

相手から安くて小さなcherry mobileという携帯電話を渡される。


サイモン「これで連絡を取り合おう。明日までにお互いの状況を伝え合うんだ。」


キム「連絡先を教えるわ。メールアドレスも。明日、全力を尽くしましょう。」


キムとジョンに連れられタクシーに乗って移動。


キム「これからおばあちゃんの病院に行かないといけないの。このままタクシーで帰って。」

病院の前で降ろされる。。


タクシーの中でほとんど何も考えられず、あー人生の終了というかんじで、呆然としながら窓から景色を見ながら帰りました。 


翌日、警察と領事館に行った続きはまた後日書きます。

続きのストーリーはこちら!

続編:海外初心者の私がフィリピン留学に来て40万詐欺に合い、しまいには犯人逮捕の為の囮捜査に巻き込まれた話

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