写真家 長谷川美祈さんの「児童虐待可視化プロジェクト取材・撮影」を受けました

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STORYS.JPさんで書いた文章がきっかけとなり、児童虐待可視化プロジェクトのご縁を頂きました。

2016年7月14日(木)


私が書いたSTORYS.JPの文章を読んだ写真家 長谷川美祈様 から1通のメールが届いた。

児童虐待事件の調査を行い、実際の現場や虐待の当事者(加害者・被害者両者に)を取材し、写真を介して児童虐待の可視化を目的とした活動をされている。

メールの内容から美祈様の真摯さが伝わって来た。

HPも拝見し、私はとても大きなチャンスを頂いたと確信してOKの返信をした。


取材・撮影の当日までに私の書いた文章を全文読んでくれて、虐待の可視化のイメージなどについても打ち合わせをした。

同じ児童虐待を防止したい気持ちを持っていても、

視点が違うと「こんなにも刺激的で新しい発見が出来るのか!」と、私にとって大きな学びとなった。

自分には無い発想を美祈さんから聞くことで、視野がとても拡がった。


2016年7月24(日)・8月26(金)

青山1丁目で取材・撮影を受けた。

美祈さんの印象は「優しく温かい可愛らしさがあり、とても話しやすい方」だった。








私はなぜ取材を受けたのか?


シンプルに「自分の人生経験を社会還元したい」と思っているからだ。

人の力を借りることで当事者独自の主観的世界から客観性が生まれ、より説得力が増すからだ。

複数の人生経験が被写体となることで、より説得力が増し 社会に1つの大きな問題提起をできると確信したからだ。


人にはそれぞれ考え方がある。

どれが間違いでどれが正しいと、一概に言い切れないことが世の中には多く存在する。

虐待を生き延びた後の人生をどのように生きるのかも、もちろん当事者一人ひとりの自由選択である。

私は、私自身は、顔も名前も出して全面的に自分の人生を語る生き方しか…もう、できないと思っている。

そんな矢先にこのような素晴らしいチャンスを頂いたことに、とても感謝しているし自分の中で今回の経験は大きな希望となった。


9月16(金)~19(月)に開催されたアートブックフェアにて


美祈さんと一緒に持っているのはダミーブックです。ダミーブックとは、出版物の完成形をイメージするために編集・デザイン・製本した模型や自費出版のアートブックのことです。

※以下の写真はダミーブックから掲載許可を得ております。




取材の時、いくつかの場面で二人で爆笑したりすることもあった。

それは即ち「自分が経験を俯瞰している」自己認識にも繋がる。

美祈さんはこの日、2つのカメラを持って来ていた。

アナログとデジタル。両方のカメラの特性の違いや、海外の話なども聞けて、とても楽しかった。


撮影後に写真集の構想を教えて頂いた時

「この様な発想をする日本人は他にいるのだろうか?」と言う驚きと、改めて取材・撮影を受けて良かったと実感した。

地道な下調べと徹底した事実に則する作品創りはアーティストらしい美しい感性のみならず

そこに溢れるばかりの情熱が緻密な計算の元に凝縮されている。


「ここまで考えてくれる人は長谷川美祈さんしかいないだろう」

作品の被写体の一人となれたことは、とても幸運だった。







※2016年11月25日現在の状況

取材・撮影は無事に終了しました。

現在は来年2017年の春を目標に写真集の制作をされています。写真集に添えるインタビュー内容や当事者の手記を日本語から英語に翻訳してくれるボランティアを8名募集した所、たった1日で12名のご協力者が集まってくれました。

改めて児童虐待可視化へのプロジェクトの関心の高さを実感しました。


来年2017年11月には写真展の開催を予定しています。写真集の販売開始も11月を予定されています。

このプロジェクトが前向きな意味で社会に対し良い提言ができることを、当事者の一人として心から願わずにはいられません。






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児童虐待のPTSDを克服した経験をあなたに

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