「ひとりで!」を卒業したとき
昔、介護をしていたとき、身体の起こし方か何かの介護上のことを、介護相談ができる掲示板で相談した。
ところが、ある人が
「あなたのような(病気の)人が、介護が終わってから仕事に就ける世の中じゃない。懐の広い男性を見つけるのが現実的だ」
といった書き込みをされた。
当時は、ショックで相談をすること自体が怖くなり、その掲示板を利用しなくなった。
それ以来、「自分ひとりでも生きていってみせるぞ!」と、すごく肩肘を張ってきた。
何かと戦うような気持ちで、人生に臨んできたことに、最近になって気が付いた。
「ひとりでできる! ひとりでやれる! ひとりで! ひとりで! ひとりで!」って、何に向かって大声を出していたのか?
私がひとりで肩肘はって生きていこうが、懐の広い男性の庇護のもとでぬくぬくと生きていようが、世界人口70億人のうち、ほとんどの人は気にしていないんだ。
自分の人生の形は、自分で決めていいのだ。
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