横浜大洋ホエールズとともに生きていく【其の一・初めてのプロ野球】

次話: 横浜大洋ホエールズとともに生きていく【其の二・あの人のホームランに魅せられる】

世の中に「プロ野球」というものがあることを知るキッカケになったのは当時のプロ野球中継。


巨人戦は全て地上波で当たり前のように放送されていた時代。


今では信じがたい話ですが…


しかし、球場で観戦するまではプロ野球の世界もあくまでテレビの中の夢物語。


王選手が756号ホームランを打ったと言われてもただ「すごいひとなんだろうなぁ」としか思えなかった幼少期。


そんな自分がはじめて野球場を訪れたのは小学校低学年の頃。


地元に真新しい野球場ができたのです。


その名は「横浜スタジアム」



(スタジアムってそもそもなんなんだろう?)



そんなぼんやりとした思いしかなかったはずですが、親に連れられそのスタジアムとやらに足を運ぶことになったわけです。


試合の記憶はほとんどありません、どちらが勝ったのかも覚えていません。


ただ、広島東洋カープとの一戦だったということを薄ぼんやりと覚えているぐらいで。


むしろ試合そのものよりも、こんなに多くの人が一同に介する凄い場所があるのだということを初めて体感した方が印象深かったです。


この年横浜スタジアムを訪れたのはこの一度きり。


その理由に父親が巨人ファンだったということが加味されていたかどうかは定かではありませんが…



初めてのプロ野球観戦。


誰がどんなプレーをしたのかも記憶にないわけですから、もしかしたらこれが最初で最後のプロ野球観戦になっていた可能性もあったわけです。


しかし、その翌年にある大きな出来事が起こったため、私はプロ野球の魅力に一瞬にして取り憑かれていくことになりました。



【1978年】横浜スタジアム本拠地1年目のホエールズ


64勝57敗9分 勝率.579 首位ヤクルトスワローズとは7.5ゲーム差の4位

この年優勝したヤクルトと阪急の日本シリーズでは、ヤクルト・大杉勝男選手のホームラン判定を巡り、阪急・上田監督の執拗な抗議が実に1時間19分にも及び試合が長い時間に渡り中断したことが伝説となっています。

著者の山口 寛之さんに人生相談を申込む

続きのストーリーはこちら!

横浜大洋ホエールズとともに生きていく【其の二・あの人のホームランに魅せられる】

著者の山口 寛之さんにメッセージを送る

メッセージを送る

著者の方だけが読めます

みんなの読んで良かった!

STORYS.JPは、人生のヒントが得られる ライフストーリー共有プラットホームです。