持ち金4万円で渡米してニューヨークの大学卒業&現地で起業した話--page.1
この話は弊社代表の留学体験記をまとめたものです。
かなり頭の悪…いや、かなり厳しい状態から留学を始めて、それなりに良いゴールを迎えているので、これから留学を目指す方の何かの励みにはなるのではないかと思い、私が代理で書き始めました。
お見苦しい表現や、好みでないエピソードもあるかもしれませんが、その辺りは読み飛ばしてもらって、暖かい目で読んで頂けると幸いです。
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『勢いでここまで来てしまった…』
持ち金4万円を握り締めながら夜のラガーディア空港に取り残された時、ようやく代表は己の置かれている状況のまずさ気付いた。
どうやら日本を出発する前は相当浮かれていたらしい。送別会と称し夜な夜な飲み会をするわ、友人達にひたすら己の夢を語るわ、意中の女性のmixiページにひたすらネットストーキングをするわで、現地での生活の事はまるで頭になかったようだ。
そんなこんなで、ここニューヨークに降り立った時の代表(21)は英語力も無い、現地に友人も知り合いもいない、金も無ければ、挙げ句の果てには滞在先もない、単なるワールドワイドな家出野郎だった。こんな男の下でいま働いていると思うと不愉快さを感じるほどである。
現地入り早々に日本へ帰りたくなるも、ひとまず落ち着いて今後のプランを練るために宿を探すことにした代表、
しかし宿を取るにしても持ち金が日本円しかないので、換金所を探しに空港内をうろついたらしい。夜の11時くらいの空港で。
代表は出発前、利用した留学エージェントから『現地の空港にも換金所はありますので安心して下さい!』と言われた事を都合良く覚えていて、成田空港で換金しなかったらしい。
結果、これが痛恨のミスとなり現地空港でも換金する事ができなかった。代表の取った格安航空券は乗り継ぎ便で、現地空港の到着が夜の11時だった。そして当然その時間に空港内で開いている換金所は1つもない。
この時、己のバカさとエージェントへの怒りで機内食の残りのブラウニーを握りつぶしたと語る代表。ちなみに成田で換金しなかった理由はサプライズで見送りに来てくれた友人達の優しさに男泣きしていて時間が無かったかららしい。
そんなこんなでUSドル無一文で、もはやどうしようもないので空港にいた優しそうな係員に助けを求める発想に至った代表。奇しくもこれが彼の現地入り一発目の英会話だった…。
つづく
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