受験戦争における「長篠の戦」についての、一考察

受験戦争における「長篠の戦」についての、一考察


   私の塾では、家庭学習中に何か困ったことがあったら、365日24時間何でもメールで受け付けています。塾生(通信生を含む)の方は、無料だから重宝されている。しかし、利用しているのは成績優秀な子ばかり。

 私の塾では、毎月生徒ひとり一人にコンピューターによる合格判定を行っている(中学3年生)。ここ「いなべ市」は日教組の影響力が絶大で、

「競争をあおる校内順位をお知らせするわけにはいかない」

 と言う。

 しかし、私の塾では真逆の指導方針で受験指導を行っている。順位も、偏差値もお知らせするし、特待生制度でトップの子は表彰している。しかし、こういう月例テストも成績優秀な子を励ますばかり。

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 私は名古屋の7つの大規模塾で14年間の指導経験がある。そして、いろいろな教材や指導法も見てきた。どれも不完全だ。「京大クラス」といっても、現実には3割ほどしか京大に合格できないなんて、当たり前だ。

 私は、テレビで有名タレントや有名アニメを使ったCMを流している予備校や塾を信用していない。ある庶民派タレントを使ってCMを流している有名引越し屋さんが問題を起こした時に、インタビューに現れたのがヤクザのような人だった。

 でも、それでいいと思う。やはり、本気で受験に向き合っている人でないと、どんなサービスを提供しても役に立たないからだ。有名タレントにひかれて予備校や塾を選ぶ子では見込みがない。

 厳しいようだが、現実に目を向けられないと「合格」は勝ち取れない。不愉快、不都合なことには、全て目をふさぐようなタイプの子は、受験には不向きだ。ありのままを受け入れて作戦を立てないと難関校の合格など、夢のまた夢なのだ。

  10年以上前に、私は英語講師から数学講師に転身しようとしている学習者だった。オリジナル、チェック&リピート、1対1、赤本を2周ずつやり、Z会を8年やり、河合や駿台の京大模試を10回受けてみた。

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「どの問題集がいいですか?」

 と、よく塾生の子に質問を受ける。しかし、どれも一長一短があり、どれがベストとは言えない。

 英語も同じだ。ECCに通い、リンガフォンをやり、多くの参考書、問題集をやってみた。でも、大学の語学センターも、LL教室も不完全。

「これが良い」

 という問題集も参考書も学習法も予備校もない。全ては、「本人次第」なのだ。同じ授業を受けても、同じ効果は現れない。

 一般的に言えば、四日市高校や旧帝に合格するような子は多数派の子と異なる行動基準を持っている。それは、30年の指導改憲から分かったことだ。教師が指示しても、

「そのやり方では効率が悪い」

 と判断したら、内職したり、指示に従わない。少数派だから、勉強時間も、勉強場所も、集中力も、何もかも違うので普通の予備校や塾には合わない。ブラブラしているクラスメートに近寄らない。

 だから、

「あの子は、ちょっと変」

 と言われることが多い。

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 三重県の無名の小さな個人塾の私に毎年多くの京大受験生が添削依頼をしてくることは、何を意味するのか。三重県最大の塾でも、京大合格者は5教室で1名。医学部の合格者はゼロだ。

 なぜこういうことになるかというと、駅前の一等地にビルを建てるから維持費が莫大になる。だから、生徒の質より頭数を集めることを優先させる。それでは、授業のレベルを維持できない。

   オリンピック級の選手は、何十年も、何万回も同じ動作を繰り返し完成度を高めていく。受験も同じことだ。数学なら2000題。英単語なら6000語は覚えないと合格は難しい。

 ダメな生徒は、わずか3年ももたない。5回くらい同じ解説をすると

「それ、前に聞いた」

 で終わる。何も身についていないから同じ解説をしているわけだけれど、客観的に自分のことを見ることができないのだろう。

  こういう話をすると、分かる子は

「当たり前のことじゃないんですか」

 と言うし、分からない人は反発したり、激怒する。だから、私は日常生活では分かる子以外は相手にしない。逆恨みされても意味がない。時間とエネルギーのムダになってしまう。

「どうすれば、難関校に合格できますか」

 と質問されたら、いろいろアドバイスをするけれど、それも受け入れそうにない子には語らない。反発されるだけで、実行してもらえないから。

 マシンガンをぶっ放さないと勝てない状況の時に、

「名を名乗ってから、一対一の勝負をしないと卑怯だ」

 と言う人がいたら、相手にしないでしょう?それでは、勝てない。家族が犠牲になる。自分がズレていることを認識せず、むしろ正論だと信じている。そういう人は、織田信長の三段撃ちの時代に滅びたはずなのだ。

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 動画はこちら ↓

 https://youtu.be/MkQT6luHfJo


  受験は戦いだ。合格しないと意味がない。実際、私の塾生の中には、教師の指示に従わずに勝手にクラブを自主退部して叱られても譲らなかった子がいた。内職していたのを、とがめられた子もいる。

「先生の指示どおりやっています」

 とか

「和を重んじます」

 と、世間のウケの良い言葉で、戦う勇気のないことをごまかす子がどんなに多いことだろう。私は、そんなごまかしを受け入れない。高校の教師も、大学の教授も、そんなゴマカシ野郎は要らない。


   卒業式の定番となった武田鉄也さんの「贈る言葉」でも、言っているではないか。


  夕暮れの風に 途切れたけれど
  終わりまで聞いて 贈る言葉
  信じられぬと 嘆くよりも
  人を信じて 傷つくほうがいい
  求めないで 優しさなんか
  臆病者の 言いわけだから
  はじめて愛した あなたのために
  飾りもつけずに 贈る言葉

 そう。今の日本で使われている「優しさ」は、臆病者の言い訳であることが多い。本当に強い子は、群れたりしない。自分の道をゆく。ゴーイングマイウェイだ。受験と真剣に向き合い、チャレンジをした人なら分かるはずだ。

 どんな小さな成功も、他人に迎合するのでは不可能なのだ。一人ぼっちになっても、鼻歌を歌いながら突き進むだけの勇敢さを持ち合わせないと、無理なのだ。

 そんな覚悟もないのに

「教え方が悪い」

 なんて、ほざくヤツには難関校に合格するなんて無理なので、おかしな夢は見ない方がいい。塾は戦場であって、アミューズメントパークではないのだ。



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