君の名は。を見て思う
千葉に仁右衛門島という個人所有の無人島がある。古くから海水浴場として利用されている小さな島であるが、知名度は低く観光客も少ない。
遠い親戚が島の所有者だったせいか、子供の頃毎年のように連れて行ってもらった。
鴨川の本家の墓に墓参し、その足で島で海水浴をするのである。
島には渡し舟があり、その渡し舟で島に渡って磯遊びをするのだ。
砂浜がないため、スリル満点の海水浴だった。
昔は、島の主も住んでおり、茶屋があり、焼きそばなども売っていたが
近年は無人島で、マナーの悪い人たちがBBQをして鉄板を海で洗ったりしていた。
妻は、横浜生まれの横浜育ち。千葉には縁遠い女ではあるが、不思議なことに子供の頃よく仁右衛門島に行っていたそうである。
フェリーと電車、バスで結構不便なところにもかかわらず、義父が好んで連れていったそうだ。
ひょっとしたら、昔出あったりしたかもしれないな、なんて思いつつ。。
私は、
どんなに世界が広くても、縁は繋がっている人とは繋がっているのではないかと思っている。
君の名は。圧倒的な映像と音楽の中に、縁を描いた作品であるが、
自分の人生に横たわる「縁」を思う時
同時に、この作品の記憶が一生思い出されることになるような気がする。
あなたの親御さんの人生を雑誌にしませんか?

著者の永井 隆太さんにメッセージを送る
メッセージを送る
著者の方だけが読めます