三度目の結婚で学んだ再婚してうまくいく人とまた別れる人の分かれ道~再婚してうまくいくための7つの法則~

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関係がうまくいかない理由

それは

妻なら(旦那なら)やってくれて当然

この考えでは夫婦はうまくいきません。



【再婚してうまくいくための第一の法則】

夫婦生活に“当たり前”はない。

してくれてやってくれて当然はありません。

相手は自分の従属者でもありません。

相手に“ありがとう”はあるか!

小さなありがとうをどれだけ相手に伝えられるか。

言葉にしないとしても

小さなありがとうの気持ちを

どれだけ相手に持っているかがとても大切です。



【幸せエクササイズ~その1~】

奥さま(旦那さま)にありがとうと言えることを

どんな些細なことでも

5分だけ時間を決めて

A4の紙に箇条書きで書きましょう。

※相手に見せる必要はありません。


______________________


二回目の結婚が破綻した秋、

私は運命の出会いをしました。

当時、東急東横線の学芸大学駅から

徒歩5分ほどの知人の事務所を

会社として間借りしていました。



11月のある金曜日、

別居している妻との離婚届を出す日が決まっていて

どこか吹っ切れていました。



武蔵小杉駅から乗った電車の中、

目の前に背の高い素敵な女性が座っていました。

優しい表情に一瞬で気持ちが持って行かれます。

正に“一目惚れ”です。



一駅一駅電車が進みます。

ただドキドキしている私




降りる駅が刻々と迫ります。

ドキドキ

ドキドキ

もう二度と会えないとしたら

名前だけでも覚えてくれたら

そんな気持ちで鞄の中から名刺フォルダを出して




ドキドキ

ドキドキ

しかし周りに人も普通に乗っています。




もうすぐ降りる駅です。

そして学芸大学の駅に到着。

目の前の女性に名刺を手渡し

“すいません”

たった一言を絞り出して

名刺を渡しただけで駅を降りました。



もう心臓はばっくばくです。

電車の扉は閉まりましたが

その女性が名刺をどうしたか

確認することは出来ませんでした。




その日は、そんな出来事があったことで

一日気持ちが高揚していました。

親しい友人にも電話して

朝あった好みの女性に名刺を渡した話をしました。

“意味がわかりません”

と言われました。

“そうだよね”

電話の後、

私の中でちょっと恥ずかしい思い出話になりました。




その晩、一人で住む部屋に帰り

夜十時には布団に入りました。

11月にしては寒い夜でした。

誰かとお酒を飲むとか

どこかに出掛けるかとか

そんな元気もまだなかったのです。



眠りにつく寸前の11時、携帯がなります。

画面も見ずに出ると

以前勤めていた会社の社長からの

食事のお誘いでした。

“今日はもう布団の中なのでもう寝ます、ごめんなさい”

そう言って携帯を切ります。



するとまた携帯が鳴ります。

“だから今日は飲めません”




携帯の向こうから女性の声が

“あのー、今日名刺をもらったものですけど・・・”




なぬーーーーー!!!!!

布団から飛び起きて

この携帯を切っちゃいけない!

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