子どもを東大や京大に合格させる本当の方法

子供を東大や京大に合格させる本当の方法(京大を7回受けた講師)       (高木繁美)
 【ジェイソン】いや、その質問おかしいよ。超おかしいよ。言い方を変えると、日本の会社は上司が部下に無駄なことをさせているのをわかっているのに、それを断る人を怒るんですか? 日本人のそういう感覚は本当にわからない。無駄なことを断わるのは当たり前じゃないですか。なんで断れないんですか。Why Japanese people? 不思議でしょうがないですよ。目上の人が頼んだからといって、無駄をする方が正しいんじゃ、会社は破産するよ。そんなんだから台湾の企業に買収されるんだよ。やめろ。
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  私は、北勢中学校の時の中3の夏休みの課題を提出していない。学校の宿題の量やレベルが自分に合っていなかったので、学年主任のK先生の自宅に電話をかけて
「自分で探した問題集で練習したいので、課題を提出しません。いいですか」
 と念を押しておいた。
 後に、アメリカのユタ州ローガン中学校で教師をすることになったが、とても心地よかった。なぜなら、全てが論理的なのだ。「生徒はみんな違うんだ」という原則が、午後2時半を過ぎたら学校は閉鎖という制度になっていた。
 あとは、自由。日本のようなクラスもクラブもない。日本では、どうして、何もかもが「強制」なのだろう。
 
   受験産業も褒められたものではない。電子黒板、アクティブ・ラーニング、55段階、ハイブリッド学習法、コンシェルジュなど意味不明な言葉が躍り、テレビでは有名狂言師やアニメが躍る。
 それで、合格実績が上がったのか?上がるわけがない。
 ふざけているとしか思えない。まともに受験勉強に取り組んだ人は、研究者や技師になっていて、予備校講師や塾講師は人材不足だ。自分を含めて書いている。
 そんな人が
「この勉強法がいいよ」
 と言っても、同意できないこともあるだろう。同意できなきゃ、断ればいいのだけれど、日本では目上の人に逆らえない文化がある。調査書や報復人事で、陰湿に報復される。

 ジェイソンが言うように、こんなことをしているから中国や台湾にしてやられる。若いIT企業は頑張っているが、若者は古い伝統に縛られないからだ。一番の問題というか、古いのは学校。
 江戸時代に滅びたと思った「五人組」のような制度、戦時中の「隣組」のような制度を今も残している。私の塾の生徒たちは、変人と呼ばれながら、孤立しながら、仮病を使ったり、内職をしたりして緊急避難をしている。
 強制的にクラブに加入させたり、強制的に制服を着せたり、強制的に班を組ませたり、強制的にみんな同じ課題を出すのはやめるべき。
 みんな違うのに、同じ鋳型に押し込もうとするのはムリがある。少しでも多数派と異なる言動をしたら、イジメにあう。この陰湿さは、もはや犯罪レベルになっている。


 東大生の親の働き方は「ちょっと違う」

それは、「親の尊敬しているところを教えてください(父親編)」という質問だ。
つまり、東大生たちは父親のどこを見てきた(いる)のか、ということ。父に何を感謝するか? という他の問いには、「(運動も遊びも勉強も)自分の好きなようにやらせてくれた」という東大生の意見が大半を占めたが、では、そんな父のどこをリスペクトしているのか? 


 30年も受験指導をしていると、その子が伸びるのかダメになるのか分かってくる。
「宿題をいっぱい出して下さい!」
 という親の場合、難関合格率はかなり落ちる。高校くらいまでは何とかなっても、難関大学はムリ。なぜなら、自主的に勉強するタイプでないと、旧帝レベルは受からない。
 小さい頃から、
「言われたとおりにやる良い子」
 に育てられると、切り替えが難しい。あるいは、不可能なのだ。


まず、目立った回答は「家族の誰よりも早く仕事に行き、誰よりも遅く帰ってくる」(理I・青森県立八戸高校卒)といった「毎日懸命に働いている」ことへの尊敬の念だった。
「仕事がとても大変なのに、それを家庭では(子供の前では)決して見せないこと」(文I・広島大学附属福山高校卒)
「弱音を吐かない点」(理科II・兵庫県立長田高校卒)
「めったに怒らない」(文III・1年・麻布高校卒)
「どんな辛い時でも家族に対する態度が変わらない」(薬学部・愛知県立安城東高校卒)
「動じない心」(農学部・開成高校卒)
「常に穏やかで器量が大きい人」(文III・聖光学院高校卒)
「論理的で全く感情的にならないところ」(文I・広島市立基町高校卒)


 強制的に宿題を課して、無理に勉強させると、このような親に対する感性が壊れる。言われたことをやるロボットみたいになる。早期英語教育とか、パットとか、映像授業とか、そんな問題ではない。どの参考書、問題集がいいとかいう問題でもない。
 自由にやらせて、自己判断ができる人間にして、教師に理不尽なことを言われたら断る論理的な思考を育てることが最重要。断るとマイナスが大きすぎるのなら、内職でも仮病でも構わない。独裁者には、賢く対処するべき。
 しかし、何より大切なのは、親が尊敬できる器の大きな人間でなければ何も話が始らない。




 だから、私は上記の父親のように指導をしようとしている。ダメな親や生徒が
「宿題いっぱい出してくれ」
 と言っても、そうしない。その合格実績を見ても納得してもらえない人には通じないのだが。そういう親や生徒は、タレントが躍る予備校や塾に移っていく。それでいいと思っている。
 世の中は、いろいろな人がいた方が楽しい。人間なんて、みんな愚かなのだ。自分も含めて書いている。
  
合格速報!(高木教育センター)
2016年度
 京都大学「医学部」、京都大学「理学部」、大阪大学「人間科学部」、名古屋大学「経済学部」、名古屋市立大学「医学部」、神戸大学「経済学部」、御茶ノ水大学「理学部」
2015年度
 京都大学「経済学部」、京都大学「総合人間学部」、東京医科歯科大学、大阪大学「外国語学部」、東工大、名市大「薬学部」。


   私は、30歳の時に生徒の方と一緒に英検1級を受けました。50代で生徒の方と一緒に京都大学を受けた。そして、塾生の方に宿題を課さない。地元ではタブーの学力順位も偏差値も知らせている。
 感情的に指導することはしない。ブレずに何十年も方針を変えないで指導してきた。「ゆとり教育」に日本中が緩んだ時も指導レベルを下げなかった。その結果が、上記のような合格実績となって現れた。
 結局、東大や京大に合格するベストの方法とは、
「自主的に勉強方法を考え、よき指導者につくこと」
 だと思う。一流のアスリートの生活態度が参考になると思う。ただ、言われたことを忠実にやるだけの子は、うまくいっても「京大までの子」で終わり、「京大からの子」にはなれない。
    人間は複雑なので、理想的な家族からバカ息子が生まれることもある。逆に、鳶が鷹を生む場合もある。結局、なるようにしかならないので、人事を尽くして天命を待つしかない。
  ところが、人事を尽くさない人が多いわけで。
 
  最後に収入ナンバーワンになった格闘家、青木真也さんの言葉を贈ります。


 早稲田の柔道部は伝統を重んじる気風。当然、僕の異端のスタイルに対して、「お前のは柔道じゃない」という指導が入る。しかし、僕は先生や先輩の意見に、一切耳を貸さなかった。当時は、「伝統なんて関係ない。ルールブックに書いてないだろ」と思っていた。
 良い服を着たい。良い家に住みたい。女と遊びたい。友達とも飲みに行きたい。家族も持ちたい。その上で「格闘技に命かけています」と言ったって、そんなの夢ですらない妄想だ。何かを得るためには、それ以外のすべてを捨てなくてはならない。

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