【連載】僕は努力することをやめた。(第3話)

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後編: 【連載】僕は努力することをやめた。(第4話)

僕は、あの衝撃のライブの後に、すぐに家に帰り家の倉庫をあさった。


「たしかここら辺にベースがあったはず、、、、。」




我が家は、割と音楽家庭だった。


親父は、トランペット奏者を目指していたし、母親はホルンをやっていた。


僕は三人兄弟なんだけど、全員エレクトーンやピアノを習っていたし。


極め付けはおばあちゃんだ。家のおばあちゃんは、大正琴の師範講師だった。


 


僕はそんな家庭の中で育ったゆえに中学の2年の時にベースを買っていたのだ。


中学の時はすぐに挫折し、辞めてしまっていた。


 


僕は倉庫にあったベースを取り出して、一日中ずっとベースに明け暮れた。


指先が何度も水膨れになっては、破れて硬くなっていくのが楽しかった。





あのライブに誘ってくれた生徒会長は、実はドラマーだった。


時には、ドラムを僕のベースに合わせて叩いてくれたりすごく面倒を見てくれていた。


 


ある日、生徒会長が「いきつけのスタジオがあるんだど来てみるか?」っと僕を誘ってくれた。そしてこうも続けた。「中途半端にバンドやりたいなら絶対に来るなよ」と。


 


僕は本気でバンドをやりたかった。即答した。「行きたいです!お願いします」


 

みんなの読んで良かった!