仕事とプライベートの境界を溶かす/肩書きの数だけ、未来が拓ける vol.3

前編: 肩書きを自分でつけることの効用 …趣味に肩書きをつける/肩書きの数だけ、未来が拓ける vol.2
後編: 「未来になくなる仕事」に怯えない生き方/肩書きの数だけ、未来が拓ける vol.4

さて、複数の肩書きを持つライフスタイル(=スラッシュ・キャリア)を実践すると、色々な変化が起こります。効用とも言えるかもしれません。そのうちの1つをご紹介します。

【スラッシュなライフスタイルがもたらすもの①】

「仕事とプライベートの境界を溶かす」


遊ぶように働く”というのは、誰しもが憧れるライフスタイルですよね。アニメーターや作家など、自分の才能を生かして仕事にしている人は、プライベートと仕事の線引きがなく、没頭することがそのまま仕事になっている(ように見えます…もちろん線引きをして仕事は仕事としてやっている人も多いでしょう)。


複数の肩書きを持つようになると、だんだんそういったライフスタイルに近くなっていきます。自分が時間やお金をかけてきたこと、暇さえあればそれをせずにはいられないこと、いつまでも没頭できてしまうこと。あるいは、プライベートな時間を費やして解決したり、克服したこと。それを発信し、自分のフィルターを通して感じるそのことの価値を共有していくことで、それが未来の「肩書き」の種になっていくからです。



長縄美紀さんという女性がいます。彼女は会社員のほかに「マンガ家」や「ソーシャルまんが広報部」としての肩書きも持って活動しています。

彼女がマンガを描くようになったきっかけは、出産・育児でした。それまではハードな職場で毎日遅くまで仕事に没頭するバリバリのビジネスパーソンだった長縄さんですが、出産を経て育児休暇で子どもと向き合う日々を過ごしていると、それまでの仕事漬けの日々とのギャップにモヤモヤするようになってきたといいます。そんなとき、ふと子どものころに漫画を描いて友達に見せて喜んでもらっていたことを思い出し、家にあった適当な紙に育児の日々を漫画に描きました。それを家にきた友人に軽い気持ちで見せたところ面白がってもらい、すすめられるままに漫画をSNSで公開するようになったそう。投稿を重ねるにつれリアルなワーキングマザーの日常が共感を呼び「いいね!」を押してくれるファンが増え、webメディアに掲載されたりと注目を浴びるようになっていきました。


育休を終え、職場に復帰した今も長縄さんは「漫画家」として、日々の育児の出来事を発信し続けています。また、育児漫画の活動を通じて知りあった人と、社会の「?」を漫画にして発信する「ソーシャルまんが広報部」という活動にも取り組んでいます。さらに、最近では自社の提供するサービス内でも育児漫画を描くようになり、「仕事」として漫画を描く機会も増えてきたようです。


仕事とプライベートの境界が溶け、毎日の暮らしが仕事のヒントに溢れ、そこから仕事のネタが生まれるという状態になっていきます


仕事、と割り切ってやることよりも自然と時間を費やしてしまうことの方がパフォーマンスが上がることは明らかです。そして何より、毎日を送る中での、1つ1つの出来事が「何かにつながるかも」と前向きに捉えられるようになる。


色々な価値観の人がいますので、この生活がベストと言うつもりはありません。ただ少なくとも私にとっては、素敵なライフスタイルだと思えるのです。

あなたはどう思いますか?


長縄さんの育児まんが『にこたま』

http://niko-tama.blogspot.jp


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「未来になくなる仕事」に怯えない生き方/肩書きの数だけ、未来が拓ける vol.4

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