大学をあっさりドロップアウトした話 その4

前回の話からこの話題をどうまとめようか迷ったまま更新を止めていたけれど、つい最近、京大のHPの文章が話題になったっていうのを小耳に挟んで読みに行ったら中退した身からするとものすごく頷ける内容だったので、退学することについて自分なりの見解を書こうと思う。


……大前提として、通っていたのは偏差値50ぎりぎり超えてるかどうかくらいのところであって、京大みたいな世界とは全く違うっていうのはあるのだけれど。



結論から言うと、大学を卒業しなかった、ということに対しては若干の後悔はある。というのも、やっぱり半端な学歴(企業によっては高卒扱い)で未経験者であるというのは中途採用を目指すとどう考えても障害であるから。

ただ一点胸を張って「後悔していない」と言い切れるのが、「通っていた大学の環境から抜け出したこと」。

要するに、「大卒」の資格を手に入れなかったことだけを後悔している、ということ。

もう少し真面目に単位を稼いでいたら他の学部や大学へ転入するとか、そういうのも選択肢にあったかもしれないけれど、当時のわたしは10%嫌になったら100%全部嫌!ってなってしまうタイプだったので2年次の単位がぼろっぼろだったのです。


(単位がぼろぼろで3年次半分もまともに通っていないのだから、4年で卒業することもままならなかったという部分もありますが、わたしの場合は)



家族に相談してあっさり受け入れられて、紙切れでそれがまかり通って(手続きにすら行きたくなくて全部電話と書類の郵送で済ませた)、晴れて学生の肩書を捨てたとき、けっこう清々しかったのを覚えている。

学校に行かず、だらだら過ごしながら「がんばれない自分」というものや後ろめたさみたいなものが背中につきまとっていたような気持ちがあったのは間違いないし、だからといって何のきっかけもなしに真面目にがんばれるようだったらそもそも学校にきちんと通ってるだろうし。



退学したって人生は終わらない。けれど、「それまでの自分」を終わりにすることはできると思います。

リセットではないけれど、新章突入というか、2ndシーズンというか。これまではこれまで、これからはこれから。


縁あって、半端な学歴しかなくて業界経験ゼロな私を雇ってくれる会社が現れたことで、大学志望のきっかけであった憧れの業界に入ることができたけれど、中退しようと決めた時期は特にやりたいことなんてなくて。環境が苦痛で、がんばれない自分も嫌で。「この状況から抜け出すこと」だけを求めていました。


そんなわけで、やりたいことがなくても、目指す目標を失っていてもいいと思うのです。そういうときって、思ってる以上に自分の視界は狭まっているような気がします。

そんな時期に、ふらっと関西へ遊びに行ったことがいい刺激になって、いろいろあったけど、今の私がいます。



唯一いつでも忘れなかったというか、口癖になっていたのは

「なんとかなる、じゃなくて、なんとかする」

選ぶのも行動するのも自分が、という意識だけは忘れずにいました。

「大学やめてどうするの」という母の問いに、「バイトからでもなんでもとりあえずなんとかして働く」という雑な答えでよく納得してくれたとは思います。。笑

(大学中退後は、またまた奇跡的なご縁があって、夢と魔法の国で1年半ほど働きました!)



「退学」、選択肢としては考えていいと思います。私みたいな人間もいるので。絶対お手本にはならないし、してはいけないけれど。笑

なので、「周囲の人」の位置にいる方も、あんまり頭ごなしには怒らないで欲しいなと思います。


まあ、深刻な悩みにしないでさらっと卒業できることがいいなとは思うんですけどね。

「それ以外の選択肢」でも案外どうにかなるよ、と私は言いたいです。


ちょっと真面目に書いてみた。


おしまい

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