川の流れは絶えずして・・・

「川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず」そんな言葉を口ずさみながら、早朝の散策に出かける毎日。山間の小さな方丈庵を仮住まいにはや10か月が過ぎている。すぐ横を流れる川のせせらぎも絶え間なく、その透き通った水の流れの中にセキレイが川面をピョンピョンと楽しそうに飛び跳ねている。のどかな景色は、幼少の頃よく遊んだ、クローバーの野原の先に静かに流れる小川にも似ている。

 

先日、箱根の芦ノ湖の近くの小高い山に野菊を見に出かけた。毎年この時期になると野菊の花が群生している場所がある。何故かこの野に咲くたくましい花が私の一番好きな花なのだ。その辺の道端にひょこっと顔をだして白い花を咲かせているのをよく見かけるのだが、これほどあたり一面野菊でおおわれたところはあまり見たことがない。数年前から私が必ず出かける場所の一つである。

 

宇佐美から亀石峠を通り伊豆スカイラインを抜けて箱根に向かうのだが、真っ赤に実を付けたナナカマドも今でしか見ることができない。自然の花は必ず一年に一度はやってくる。

仙石原の湿生花園に寄って秋の花をたくさん見てきた。

 

ゆく道の野辺の花々や、山裾の木々に絡んだつるの間から“はやとうり”の実を見つけて、秋の深まりを感じているこの頃である。

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