SPINNING(R)(スピニング):師匠との再会

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前編: SPINNING(R)(スピニング):渡米
後編: SPINNING(R)(スピニング):帰国、そしてスランプ

いよいよキースと再会。


優しい目。そして懐かしい握手の感覚。キースのボルボでカーピントリアという、LAから海岸沿いを北上した小さな町までドライブ。ここにキースの家があるらしい。


LAから比べると海が見える、とてもステキな田舎町。


キースの家は日本と同じ靴を脱いで上がる。男の子と女の子、そしてステキな奥さん。今日からはここで寝起きするのだな。クリスの所は基本的に一人だったけど、ここは家族に合わせて行く必要がありそうだ。


ちょっと、と言って出かけていたキースが帰ってきて、じゃあSPINNING(R)(スピニング)に行こうぜ、と一緒にお出かけ。倉庫のような建物の駐車場に止める。入り口は遊園地か駅の入り口のようなガチャンと回る三本の棒が付いたレバーを回すヤツ。後で気づいたが、スーパーマーケットはほとんどこれが入り口にあった。


ジム、というよりは体育館。広いスペースにマシーンやバスケットコート、壁にはクライミングウォール。そして奥のスペースにSPINNING(R)(スピニング)バイクが並んでいる。久しぶりのキースのレッスンに心が弾む。やっぱりこれ。僕が追い求めてきたモノは間違っていない。そんな確信を、僕に与えてくれながら60分のレッスンが終了した。


お客さんは、参加費をそこに置いて行く。キースはそれを回収していた。ちょっとわからなかったが、どうやらそのまま持って帰っていたようだ。こんな所にも、館兄が九州に帰ってからの様々なチャレンジのヒントを与えて貰っていた。


「メキシカン食べれるか?」

「わかんないけど、食べてみる」


ドライブスルーのような所に行って、キースにお任せで注文。タコスだ。


「辛いな〜〜〜」

「1番辛くないのにしたんだけど」

「あまり辛いの得意じゃない」

「そっか、ピザにすれば良かったな」

「たぶん、ピザは大丈夫だと思う」

「そういえばピザはデリバリーしてくれるんだぞ。凄いだろ」

「うん、でも日本は寿司のデリバリーが有るんだよ」

「え!それはうらやましいなあ」


カーピントリアの入り口、って言ってわかるかな。集落がポつんとあるところだから、入り口があるんだ。そこに、移動販売車が来る。キースの息子はそういうのに興味がいっぱいの頃。まだ、チャイルドシートに座っている年齢だからね。


そんな彼をなだめながら、一度帰宅。


「じゃ、出かけるよ」


バイクジャージを詰め込んだバッグを持ってキースのボルボに乗り込む。


「ちょっと今日は遠くへ行くよ」

「うん」

「今日の晩飯も仕入れなきゃね」

「へ〜〜〜」

「ダチョウを食べよう」

「お〜〜〜」


みんなの読んで良かった!