震災から10ヶ月後

2012年1月に東京からのボラバスツアーで宮城県山元町に参加しました。作業内容は家の側溝の泥出しでした。

震災から10ヶ月経っているのに未だ側溝は泥で埋められていることに驚きつつもスコップで掘り出していきました。ですが泥といっても瓦礫が混ざっており、その度に作業が止め掻きだすため1mの側溝の泥を無くすだけで1時間かかったと記憶しています。作業終了後は達成感よりもいつまでかかるんだという絶望感の方がはるかに大きかったです。

その日から10ヶ月が経ち、同じ街へ今度は単身で行かせていただきました。


作業はイチゴ農家の畑の草刈り、石の撤去でした。石が機械に絡まると故障の原因になるらしいです。畑の隣にはやっと手をつけられたでしょうか、ビニルハウスの真新しい骨組みが輝いていました。石だと思って掬ってみると泥の塊が多く、ここは震災から手付かずだってことを教えてくれました。

確実に世間の感心は残念ですが薄くなってきています。ですが、ボランティアの力は今でも必要です。もし、行こうかどうか迷ってみえる方がみえたら是非とも行ってください。




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