高校進学を言葉がさっぱりわからない国でしてみたら思ってたよりも遥かに波乱万丈な3年間になった話【その5:アビラ】

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ご無沙汰しております。

 

最近ちらほらコメントやメッセージをいただくようになり、更には50人近くの方に「続きが聞きたい」を押していただいたということで、大変励みになっております。

拙い文章ゆえに、皆さんにきちんと楽しんでいただけているのか不安ではありますが、これからもお付き合いいただければ嬉しい限りです。

特別感動できるような話ではありませんが、読んでアホでぇこいつーと笑っていただければ本望です。

ちなみに私Mではございません。本当です。いえ本当ですって。おいちょっとカメラ止めろ。

 

 

まずは一つ、最近の出来事を。

 

これはあくまで持論なのですが、我々はひとたび世界に出ると、自分は「自国の代表」なのだという自覚を持たなければいけないと私は思っています。

例えば私が外国で好印象的な行動をすると、周りには「沙季は良い子なんだなあ」とでは無く「日本人はいい奴なんだなあ」と認識され、もちろん逆も然りでして、私が悪い行いをするだけで周囲の人が持っている「日本人全体」のイメージも下がってしまうのです。多国籍の人が集まったコミュニティの中では、なおさらです。

なので私たちは海外生活において、常に日本人として恥ずかしくないように振舞うべきでしょう。

自国の評価が上がるのも下がるのも、私たち次第なのです。

 

さて何故私がこのような話をするかと言うのも、昨日の英語の時間に、友人から「汚い日本語の罵り言葉を教えて欲しい」と頼まれたのが事の発端でした。

なんとまあ破廉恥な質問なのでしょう、と顔を赤らめつつも、どうにか極力やわらかな言葉を教えなければと私は脳みそをフル回転させました。

なにしろ私はクラスでは「日本人代表」なのです。日本という国家自体の評価が、ここでの私の返答によって左右します。

ヤマトナデシコの名に恥じぬ、上品なおかつ皮肉の効いた風流な罵り言葉を一つ・・・と、悩みに悩んだ末、私の口から出た言葉は「ドチンポ野郎」でした。

すべての日本人にこの場を借り謝罪させていただきたいと思います。

なお、Oh…DO・CHIMPO…(至極愉快な発音)と言う友人の発言により、その後の英語の授業の内容に一切集中出来なかったことをここに告白します。

 

さて

 

アビラでの生活なのですが、前回申しましたようにそれはそれは楽しいものでした。

お世話になったお家や街自体もさることながら、なによりも思い出に残ったもの、それは1ヶ月の間毎日通っていたスペイン語学校です。

日常で使いどころの無い訳の分からない単語を教えてくるような補習教室(前回参照)の経験こそはあったものの、まともなスペイン語教育というものはそれまで受けた事が無かった私は、初めての留学生仲間と受ける授業がとにかく楽しくて仕方がありませんでした。

少人数だったので発言も自由気ままに出来ましたし、何よりも皆が皆仲良く、スペインでの初めての友達もそこで出来ました。

特に仲が良かったのが、クラウディアというフランスから来た子。

当時15歳だった私よりも一つ年下の14歳で、似たような年齢というのも手伝ってか私たちは出会った初日から一緒に遊び始めました。

まあ親しくなるにつれ彼女はとんでもないビッチだったということが発覚したのですが、それはご愛嬌ですよね。友情にビッチもぷっちょも関係ありません。それにアモールの国・フランスから来たんじゃあしようがないというものです。

「あ~黒人の・ソ譁・ュ怜�舐めたいわ~!」という彼女の話を聞きながら、ああ私は今異国の地で異国の子と異国の言語で恋バナをしているんだ・・・と感動していました。

一部文字化けしてしまいましたが、外国のPCからの書き込みと言うことでご容赦願います。

 

この学校に関しては皆さんにお話したいことががいくつかあるので、紹介したいと思います。

 

まずはアドルフォ。

非常に個性的であるこの先生、

「カナダの木はホモゆえにピンクである」

「フランス語では『ヌード』の事を『Ropa de amor(愛の服)』という」

「アメリカ人は150キロ先にあるマクドナルドのために車を走らせる人種である」

「スペインは(豊胸手術の)シリコンのパラダイスである」

という非常に役に立つ国際的な情報をはじめ、

「フランス人は愛の火山である」

などもはや意味不明な名言まで残されました。

今でも彼の言葉は深く私の胸に残っています。そう、カナダの木はホモであり、ゆえにピンクなのです。

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