目指せ! オープンマイク・ミュージシャン!?

 

自分がバンド活動をしたいと思ったのは中1のとき。

動くビートルズを見て感激したのがきっかけ。

その夢を果たせたのがその7年後。

バンドをやりたくても諸般の事情でなかなかできず、くすぶっていた自分をあるバンドが拾ってくれた。


その後、そのバンドには16年間在籍するも、

結局、一身上の都合により、脱退。

このバンドでは、ライブハウス等への出場は無く、もっぱら、近所の盆踊り大会など、地域密着型の活動であった。また、その間、私個人のソロ活動も無かった。


脱退後、友人とギターデュオを結成するも、

ネットでの発表が中心。

私としては人前での演奏もやりたかったが、

友人にその気がなく、結局、このデュオでは、

人前での演奏は一回やっただけで、自然消滅。


そして、一人になった私は、生まれて初めてソロでの活動を行うこととなった。音楽活動を初めて20年以上たったというのに。


最初は全くの手探りだった。

まずは飛び入り演奏、いわゆるオープンマイクをやっているライブバーに通い、ちょこちょこと人前で演奏を始める。人前での演奏の緊張感は、何物にも変えがたい。


そこで知り合った人が出演している別のライブバーを知り、訪問してみる。そうやって間口を広げてみた。

その間は、オープンマイクでの演奏ばかりで、

自分の名前で出るいわゆるエントリー・ライブ(注)はほとんどなかった。


注:オープンマイクのような飛び入り参加型ではなく、事前にエントリーするライブ。

本格的なライブハウスでは、普通、チケットノルマがあるが、小規模のライブバーだと、チケットノルマが無いこともある。


そういう活動を続ける中、気に入った行きつけのライブバーもでき、そこで知り合った方々と新しいバンドも作った。バンドだと、エントリー・ライブへの出場機会もある。


私自身としては、当初はともかく人前で演奏できれば、それで十分だったが、活動がある程度軌道に乗ってくると、欲も出てくる。


しかし、何分にも素人ミュージシャン業界という狭い世界の中でのこと、自分の思うようにはならぬことも多い。


中には、基本はアマチュアなのに、自主制作CDを売り歩き、ライブをやれば、そこそこお客を集められる人もいる。

活動形態だけ見れば、プロと変わらない。

違うのは、活動に伴う収益だけである。


人と比較してはいけないが、

翻ってこの自分を見れば、

参加しているバンドはともかく、

少なくともソロでは集客力は無い。

これも、やむを得ぬ。

魅力がないからであろう。

派手にやっている人を見れば、

素直に羨ましいと思う。


しかし、私のように集客力がない人にとっては、オープンマイクはありがたい。

集客力が無くても、行けば必ず人前で演奏できるし、チケットノルマも無い。

また、思い立ったときに、気分次第で行けるという点もある。行きたくなければ、行かなければよい。


一方、オープンマイクという性質上、制限も多い。曲数は1ステージ2、3曲程度。

また、ギターもアコースティック系とせざるを得ない。準備に時間をかけられないからである。

ゆえに、もうちょっと演奏したい、というところで終わらざるを得ない。


また、自分の番が来たら演奏して、その後、人の演奏を聞かずにさっさと帰ってしまうというのは、マナー違反である(緊急時を除く)。

少なくとも、自分の演奏を聞いてもらった以上、人の演奏も聞かなければならない。


しかし、他の人の演奏が自分の好みと異なる場合も当然あり、そういう場合は退屈することもある。

そういう場合は、じっと我慢して聞くか、

迷惑にならない程度に、スマホでゲームをしたり、ブログを書いたりして、時間を潰す。


自分が満足のいくステージをやりたいと思うならば、エントリー・ライブに出場するしかないが、私はそこには及ばない。

ゆえに、この先も、少なくともソロにおいては、オープンマイクばかりとなろう。


この際、オープンマイクだけ出場するミュージシャン、略してオープンマイク・ミュージシャンでもよいかもしれない。


よって、目指せ! オープンマイク・ミュージシャン!


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