国際結婚と子どもの日本語~日本語レベルはどのくらいになってほしいか?
Q:これは? A:いや、できない。
Q:これは? A:いや、無理。
でもせめてこれだけは。。。
でもどうやって、、、?
とレベルがどんどん低くなっていきました。(^_^;)
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私はヨーロッパで弓道をしているので、欧州各国に友人がいます。欧州セミナーに参加すると、3ヶ国語も4ヶ国語も話せる方が結構いらっしゃいます。(めっちゃ羨ましい!!)
もちろん全ての言語を完璧に話せて完璧に書けるということではないようですが、弓道の説明をする時は複数言語話せると重宝されています。
こういう方々に頻繁に会っていると、人間の可能性というのも計り知れないな~と感じます。
それは子供に対しても同じこと。
こんなにたくさんの漢字は覚えられないだろう。
無理だ。
古典?冗談じゃない。
ダメダメ。
フランスに住んでいるんだから、とりあえずフランス語だけでもちゃんとやらなきゃ。
などと私が勝手に上限を作ってしまうと、とてももったいないのかもしれない。
子どもたちには、私たち親が想像もできないような可能性が絶対にある!!
(、、、と信じたい、、、。)
私は
「私と日本語で会話してくれたらそれで充分」
という謙虚な気持ちを持ちつつも、
「でも子どもたちに可能性があるなら、
どんどん引っ張り上げてあげたい。」
という思いも持ち続けることにしました。
正直なところ「ダメだろうなー」という思いのほうが強かったです。
昼間は私と一緒なので日本語が上達しますが、フランスの家族と会ったときにフランス語が通じない。(^_^;)
フランスの他の子どもは会話が達者なのに、うちの子どもたちはフランス語ではそんな会話には程遠いレベル、、、(^_^;)
ここに住んでいる限り、フランス語は外せない。
フランス語が一定レベルになってから日本語を教えたほうがいいのではないか、、、。
でも私のフランス語レベルが低いのに、発音も下手なのに、どうやって取り組めばいい?
私は日本語、パパとは仏語というのが本筋なのに、それを混ぜまくったら子どもも混乱するのでは?
毎日毎日悩みました。
諦めようかなーと思うことも何度もありました。
ですが、
その後、現地に同じハーフで誕生日が2ヶ月も違わないお友達ができたことで、
うちの2人の日本語環境が劇的に変化いたしました。
【奇跡は2人以上で起こる。】
これは子どもが成人してから教わった言葉ですが、
今振り返ってみると、うちの2人に日本人のお友達ができたときから奇跡が始まっていたのでした。
うちの2人が日本語能力試験1級に一発合格できたのも、周りの方々、そして見ず知らずの方々がネットでいろいろな発信をしてくださっていたからこそだと思っています。
知らないうちに、本当に沢山の方々に支えられているのですから。(^_^)
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