お父さんの手を離した女の子の物語☆

1 / 3 ページ

昔々、小さな田舎町に

女の子が暮らしていました

 

女の子はいつもお父さんの手を握っていました

 

生まれたばかりの頃はいつも

お父さんの胸に抱かれてスヤスヤ眠り

少し大きくなるとお父さんと手をつないで

それはそれは可愛がられていたのです

 

川があったら危ないよと抱き上げ

車が通る道はぎゅっと手を握って

片時もお父さんの手を離したことはありません

 

小学校に通うようになりました

お父さんとばかり遊んでいた女の子にも

友だちが出来ました



ねぇ、今日あそぼ!

うん いいよ

 

女の子はスキップで家に帰って

ランドセルを置いて遊びにいこうとしました

 

お父さんが言いました

 

危ないからダメだよ

 

お父さんと手をつないで公園に行こう

 

女の子はお父さんの言うことを聞きました

 

次の日曜日の友達との約束も

お父さんはダメだと言いました

 

子どもだけで遊んではいけないよ

危ないからね

 

やっぱり女の子は言うことを聞きました

 

友だちはだぁれも女の子を誘わなくなりました

いつも楽しそうに遊ぶみんなが羨ましくて

みんなの読んで良かった!