集団ではなく一人でいることを選んだ『たまらなく大好きでたまらなく大嫌いだった』私の女子高校生時代のリアルなSTORY③《アイデンティティ確立編》
偏見があるわけではないが。
しかし隠れ家の空間は、
普段しない事もしてみようと思わせる
何かがあった。
ベストセラーも、読んでみた。
とはいえ、他に比べるとやはりあまり
数は読めなかった。記憶にない。
そういえば、こんなものもあった。
世界の数少ない病気を、
症例とXY染色の配列がどうとかで説明してある
医学書の様な分厚い本。
高校生の私は何を思ったか
プリントの端を小さく切ったものに
小さい字で必死にそれを書きうつした。
それは
染色体の異常で、性別が途中で変わってしまうという
短命な病気だった。
そこから何年もその紙を大切に保管していたが、
前々回の引越しの際、とうとう紛失してしまった。
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